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【口コミ集計】AGA治療で後悔した点と対処法

AGA治療の経験者の口コミを調べたところ、効果や価格よりも、医師の対応(クリニックとの相性)に関する不満が多いという結果になりました。そのため、AGA治療で後悔しないためには、クリニックの選び方や、AGA治療そのものに対する事前知識を身につけておくことが重要です。

目次

AGA治療で利用者が特に不満を持った3つのポイント

AGA治療を経験した方の口コミを集計し、どの部分に後悔したのかを調べました。その結果、利用者が不満を持ったのは、主に下記の3つのポイントでした。

  • 医師の対応への不満
  • 勧誘や押し売り(費用が高い)
  • 治療効果を感じない

費用が高いことや治療効果を感じないことよりも、医師の対応への不満が上位にランクインする意外な結果となっています。

AGA治療を経験したユーザーが後悔した3つのポイントについて、さらに詳しく見ていきましょう。

医師の対応への不満

AGA治療を経験したユーザーがもっとも後悔した点が、医師の対応への不満です。AGA治療を始める前は費用の点に関心が集まりがちですが、実際に診察を受けると医師の対応が気になる傾向にあります。

2020年に新型コロナウイルスの感染が拡大したこともあり、国内でのオンライン診療に対する規制緩和が進みました。

AGA治療に関しても初回は対面での診療を求められていましたが、現在では初診からオンラインでの診察も対応しているAGAクリニックが増えています。

オンライン診療だと時間や場所を選ばずに診察を受けられる点がメリットですが、対面診療に比べると検査などの精度が落ちる点は否定できません。

そもそもオンライン診療の場合は投薬治療しか受けられないため、医師の診察にも限界があります。

その結果「しっかり診察してもらえなかった」「副作用やリスクに関する説明をきちんとしてもらえなかった」との不満を感じるユーザーが多くなっています。

また、医師だけでなく受付のスタッフやカウンセラーの対応に不満を感じたユーザーも少なくありません。

勧誘や押し売り(費用が高い)

クリニックの医師やカウンセラーによる勧誘や押し売りも、AGA治療を経験したユーザーが後悔した点の1つです。

AGA治療には原則として健康保険が適用されず自由診療となるため、治療費や医薬品代が高額になる傾向にあります。

そのため、AGAクリニックでは「診察料・再診料が無料」「毎月の薬代が○○円のみ」などと宣伝して、費用が高額なイメージを取り除こうとするケースが少なくありません。

ただ、AGAに対しては投薬だけでなく、メソセラピー(注入療法)や低出力レーザー治療、自毛植毛などさまざまな治療がおこなわれています。

薄毛が気になる方にとって「この治療を合わせておこなう方が効果的」「より早期に発毛を実感できる」などと勧誘されると、どうしても断りにくいものです。

その結果、当初考えていたよりも高額の費用が必要となり、不満に感じるケースが多くなっています。

治療効果を感じない

AGA治療を経験したユーザーが後悔したポイントとして、薬などの効果を感じないこともあげられます。

ただ、AGA治療の経験者385名を対象にしたアンケートでは、医師への対応を不満に感じた方がおよそ30%、勧誘や押し売りに不満を感じた方がおよそ24%と高い割合であったのに対し、治療効果を感じなかった方は全体のおよそ8%に過ぎません

みん評の口コミを集計してAGA治療で不満に思った点をまとめたグラフ

実際にAGA治療に対するアンケート調査では、およそ89%の方が何らかの効果を感じたという結果が出ています。

効果を感じない場合には、治療を始めてから間もない可能性や、医師やカウンセラーによる説明が不足している可能性などが疑われます。

AGA治療で後悔しないための対処法

AGA治療で後悔しないためには、以下の3点を押さえておくことが重要です。

  • AGA治療の相場を理解しておく
  • 初回はオンラインではなく対面型の診察を受ける
  • 副作用についてきちんと理解しておく

AGA治療で後悔しないための対処法についてさらに詳しく解説します。

治療の相場を理解しておく

AGA治療で後悔しないためには、費用の相場を理解しておくことも欠かせません。事前に費用の目安が分かれば、後悔せずに治療を続けることが期待できます。主なAGA治療薬と治療法の目安は以下の通りです。

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治療目的治療内容費用の目安推奨度(※)
AGAの予防・現状維持内服薬1ケ月あたり4,400円~A(行うよう強く勧める)
発毛内服薬+外用薬1ケ月あたり13,000円~18,000円A(行うよう強く勧める)
積極的な発毛自毛植毛260,000円~A(行うよう強く勧める)
頭皮環境の改善低出力レーザー1回3,300円~B(行うよう勧める)
早期の発毛を促すメソセラピー1回20,000円~C2(行わない方がよい)
※参照:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

AGA治療には健康保険が適用されないため、クリニックごとに診察料や薬代は異なります。そのため、事前の公式ホームページなどで費用の概算を確認しておくことがおすすめです。

また、治療の際には日本皮膚科学会によるガイドラインでの推奨度が高いものを第一選択肢にするとよいでしょう。

メソセラピーなどの注入療法は今後が期待される治療法ですが、現段階では安全性や有効性が十分に検証されているとは言えません。

AGA治療は基本的に根気強く続ける必要があるため、エビデンス(医学的根拠)をともなう治療法を選択し、慎重かつ確実に症状を改善していくことがおすすめです。

初回はオンラインではなく対面型の診察を受ける

初回はオンラインではなく対面型の診察を受けることも、AGA治療で後悔しないためにおすすめの方法です。

最近では初診からオンライン診療を受けられるクリニックも増えていますが、パソコンやスマホの画面で確認するより、実際に医師が視診および検査をおこなった方が、より確実に診断することが可能です。

また、治療中にトラブルが生じた場合や、抜け毛や薄毛に関する相談をする場合など、実際に通える範囲にクリニックがあった方が安心といえるでしょう。

副作用をきちんと理解しておく

AGA治療で後悔しないためには、副作用についてきちんと理解しておくことが重要です。主なAGA治療薬の副作用は以下の通りです。

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治療薬名起こり得る主な副作用
プロペシア(フィナステリド内服薬)リビドー減退(1%~5%未満)
勃起機能不全(1%未満)
ザガーロ(デュタステリド内服薬)性機能不全(1%以上)
発疹・頭痛・抑うつ症状・乳房障害・腹部不快感(1%未満)
ミノキシジル外用薬頭皮のかゆみ(2.53%~4.04%)
頭皮の赤み・発疹(0.51%~1.40%)
ミノキシジル内服薬動悸(どうき)・息切れ・めまいなどの不調
初期脱毛・多毛症

プロペシア(フィナステリド内服薬)やザガーロ(デュタステリド内服薬)は、男性ホルモンのバランスに影響を与えるため、頻度はそれほど高くありませんが性機能を低下させる可能性があります。

参考:プロペシア錠添付文書ザガーロカプセル添付文書

ミノキシジル外用薬には、主に頭皮のかゆみや赤みなどを引き起こすリスクがあります。ただし、発症頻度はそれほど高くありません。

参考:ミノキシジルのリスク区分について

厚生労働省が認可しているAGA治療薬は上記の3つですが、AGAクリニックではより高い発毛効果を期待できるミノキシジル内服薬(ミノキシジルタブレット:通称ミノタブ)を利用するケースがあります。

ミノキシジル内服薬には心臓への負担を増す可能性があるため、高血圧の方や低血圧の方、心疾患をお持ちの方は注意が必要です。

また、ミノキシジル内服薬の服用を開始してしばらく経過すると、一時的に抜け毛の量が増える(初期脱毛)ことがあります。

初期脱毛は発毛効果の裏返しでもあるため、自分の判断で服用を中止するのではなく、担当医に相談することが重要です。

また、ミノキシジルの成分は頭皮にだけ作用するわけではないため、全身の体毛が濃くなる(多毛症)可能性もあります。

ミノキシジル内服薬は厚生労働省によって認可されていないため、副作用の発現頻度に関する正式なデータはありません。

まとめ

AGA治療を受けた方の中には治療費が高額になる、もしくは効果を実感できない点に不満を持たれる方がいますが、意外にも1番の後悔の理由は医師による対応であることが分かりました。

近年はオンライン診療を導入するクリニックが増加傾向にあるため、より一層、医師の対応の良し悪しが治療を続けるうえでポイントになるでしょう。

AGA治療で後悔しないためには、初回はオンラインではなく対面型の診察を受け、治療費に関する相談などに満足のいく対応してくれるか確認することがおすすめです。

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