近年、副業やアフィリエイトも一般的になり、Webサイトやブログを所有する個人も増えてきました。市場価値が高ければ収益化も早く高値で取引できるため、サイトの売買へも注目が集まっています。
ただ実際のところ、知識や経験がないと希望通りに売買できるか不安になりますよね。
サイト売買は気軽に行える一方で、想像よりも手間がかかるうえ曖昧に進めると後々トラブルが生じる可能性も。
そのためみん評では、サイト売買の専門サービスの利用をおすすめしています。
この記事では、サイト売買の経験者へ実施した独自アンケートを元に、注意点と失敗しないサイト売買サービスの選び方をまとめました。
おすすめのサイト売買サービスも6社厳選しましたので、サイト売買をスムーズに進めたい方はぜひ最後までご覧ください。
アンケートで分かったサイト売買の経験者が感じた不安
みん評では、サイト売買の経験がある人30名に独自のアンケートを実施。
- 調査目的
- サイト売買サービス利用時の状況および利用後の結果に対する満足度の調査
- 調査日
- 2022年7月14日〜2022年7月15日
- 調査対象
- サイト売買サービスの利用経験がある20〜50代の男女30名
- 調査方法
- クラウドワークスによるインターネットリサーチ
結果、サイト売買の経験者は主に次のような不安を感じていたことが分かりました。
- 売買が思うように進まない(42%)
- トラブルが生じないか不安(30%)
- 相手とのやりとりが大変(26%)
特に売主では「値下げなど売れない時の対処法」に悩む声が多く、中にはプロ目線でアドバイスが欲しいという声もありました。
一方で買主側には「購入後に後悔しないか心配」など、購入するサイトの質や購入後のドラブルを気にかける声も。
共通していたのは、「取引相手との連絡や交渉が想像よりも大変」「法律的なトラブルが生じないか不安」という意見でした。
サイト売買では、個人所有のものでも高額な取引になることが少なくありません。
そのため売主と買主ともに「スムーズに良質な売買がトラブルなくできるか」に不安を感じるようです。
サイト売買の注意点
では、サイト売買を進めるうえでどんなことを気にするべきでしょうか。
ここでは、サイト売買における一般的な注意点をまとめました。
価格相場はあくまでも目安
サイト売買における価格相場は、一般的に「直近半年の平均月間利益×18〜24ヵ月分」と言われています。
この場合月10万円の収益があるサイトは、売却予想額180万〜240万円と計算できます。
ECサイトの場合、仕入れや顧客対応が必要なため「直近半年の平均月間利益×12〜24ヵ月分」です。
ただこの計算式は、あくまで目安。月間売上は取引上で重要な指数ですが、その他「取り扱いジャンルや商材」「コンテンツの質」「検索順位」「SEOペナルティの有無」なども影響します。
そのため実際の成約額は、想定よりもかなり変動する場合もあるのです。
例えばアフィリエイトサイトやアドセンスサイトでは、「ブラックハット」の場合に売却金額が大幅ダウンする可能性があります。
ブラックハットとは、SEO対策のために自作で無料ブログなどから被リンクを獲得する「自演リンク」を行ったサイトのこと。一方で自演リンクが一切ないサイトを「ホワイトハット」と呼びます。
ブラックハットは検索エンジンからペナルティを受ける可能性があるため、売却相場は平均月間利益の6〜12ヵ月と下降傾向です。
売主は事前に売買サービスで査定をしてもらい、買主は営業利益以外の指標も細かく確認することで、それぞれ想定額とのミスマッチを防ぐようにしましょう。
起こり得るトラブル例
サイト売買におけるトラブルの具体例には次のようなものがあります。
- サイト情報の虚偽
- アクセス解析や集客方法など情報の搾取・模倣
- サイトが引き渡されない
- 売買代金が支払われない
対策としては最低限、「信用できる相手と取引すること(本人確認)」「入念な譲渡契約書の作成」が必須。
サイトの引き渡しや入金のトラブルは、サイト売買サービス経由なら「エスクロー」という仮払いシステムを利用すれば基本的なリスクは回避できます。
これらの注意点を考慮すると、サイト売買は個人間で行うよりも専用サービスを介する方が漏れもなく安心です。
サイト売買サービスを選ぶ3つのポイント
経験者の声と注意点を踏まえ、サイト売買サービスを選ぶときに重視したい3つのポイントをまとめました。
- サイト売買の実績
- スムーズに売買できる工夫
- 専門家によるトラブル防止策
詳しく見ていきましょう。
サイト売買の実績
サイト売買サービスを行う企業はいくつもありますが、スムーズにトラブルなく売買を完結させるにはやはり豊富な実績を持つところがおすすめです。
サービスの規模が大きければ案件の掲載数や買い手の数が多く、早期成約に繋がる傾向にあります。さらに実績が豊富なサービスほど、成約完了までのシステム管理や専門家サポートも充実しています。
アンケート結果を見ても実績が多いサービスは「安心して売買できた」と満足する声が多いです。
複数のサイト売買サービスを比較する時は、まず掲載数や成約数などの実績をチェックするようにしましょう。
スムーズに売買できる工夫
システムの自動化など、スムーズに売買できる工夫があるかどうかも押さえておきたいポイントです。
サイト売買は一般的に、次のような流れで進みます。
- (売主)サイトの査定&掲載依頼
- (売主)サイト情報を掲載
- (買主)サイト情報を確認し、交渉依頼
- (売主&買主)交渉開始
- (売主&買主)事業譲渡契約書の締結
- (買主)入金
- (売主)入金確認後、サイト移行開始
- (売主&買主)問題なければ譲渡完了
サイトを掲載してから譲渡完了するまでに3ヵ月以上要する場合もあり、ひとくちに「サイト売買」と言っても想像より時間と手間がかかります。
そこでぜひ活用したいのは、サイト売買サービスが提供する「作業工程のシステム化」や「進行を完全にお任せできる仲介交渉プラン」です。
仲介交渉は手数料も高額な場合が多く専用の審査が入るため利用できない場合もありますが、掲載や契約書作成のシステム化は全ての利用者におすすめしたいサービス。
特に手間がかかる「サイト掲載」「交渉」「契約書作成」においてスムーズに進行できる工夫があるか、ぜひ確認してみてください。
専門家によるトラブル防止策
先述したように、サイト売買は事業譲渡におけるトラブル防止策を講じておく必要があります。
サイト売買サービスを使えば個人での取引よりもリスクはかなり減りますし、特に専門家によるサポートがあるかどうかは重要視したいところです。
なかでも行政書士や弁護士による譲渡契約書の無料作成は、サービスによって付帯されているところとそうでないところがあります。
専任の弁護士に無料で相談できるサービスもありますので、トラブル防止に努めたい方は事前に確認しておきましょう。
サイト売買のおすすめサービス6選を徹底比較
みん評編集部では、アンケート結果と注意点からわかったポイントを参考に、おすすめのサイト売買サービスを選出しました。
今回は50社以上の企業から、厳選した6社をピックアップ。
どんなサイト売買でも扱いやすい大型プラットフォームから、完全お任せで仲介してくれる大型案件向けのサービスまで揃えました。
さっそく、順番に見ていきましょう。
スピード取引と安心サポートで満足度が高い「ラッコM&A」

- 成約数&掲載数ともに業界トップクラスで、アンケートの満足度も高い
- 自動交渉システムやGoogleAnalytics連携で手間なく信頼ある取引が可能
- 弁護士チャットや電子契約書の自動生成など、安心サポートが豊富
ラッコM&Aは「ラッコキーワード」「ラッコサーバー」などでおなじみのラッコ株式会社が運営する、サイト売買プラットフォームです。
主要サイト売買サービス全体の成約案件数に対するラッコM&Aのシェアは直近1年で66.30%と高く、サイト売買を検討する多くの人が登録しています(参照)。
みん評が実施したアンケート調査でも、ラッコM&Aの利用人数が1番多くありました。
ラッコM&Aの特徴は、サイト売買の懸念点である「スピード取引」と「安心取引」に特化した独自サポートがあること。
トラブルの発生しやすい契約書作成や交渉承認をシステムによる自動化ができるため、初心者でもスムーズに取引を進められます。
また弁護士へのチャット相談は売主・買主ともに無料で、不明点を瞬時に解決できるのもポイントです。
弁護士による契約書作成を設けているサービスは他にもありますが、直接チャット相談できるのはラッコM&Aならではと言えます。
アンケート結果でも、ラッコM&Aに対する満足度は「とても良かった」が27.2%、「良かった」が72.7%と、ほぼ全ての利用者が満足していると回答しました。

仲介交渉のプランがないため「売却時にどう改善すべきか迷った」という売主側の声もありますが、ラッコM&Aの自動査定や充実したマニュアルを活用すれば「初回の価格設定」や「値引き交渉の目安」、「掲載内容の改善案」もイメージしやすいです。
実際のユーザーも、75%以上が掲載後30日以内に売却先を確定(参照)しています。
掲載中に他の仲介サービスを利用できないなどの縛りはないので、ラッコM&Aは「まず最初に登録したいサイト売買サービス」としても最適。
個人の初心者だけでなく、経験者や法人にもおすすめのサービスです。
サイト規模 | 小規模〜 |
---|---|
手数料(売主) | 無料 |
手数料(買主) | 成約額の5%(最低5万5000円) |
無料査定 | あり(自動査定で即日) |
仲介サービス | なし |
法律サポート | あり(弁護士相談チャット、電子契約書自動生成) |
入金サポート | あり(エスクローサービス) |
移転代行サービス | あり(1件1万6500円〜)※ |
売主手数料完全無料!安心と安さが両立できる「UREBA(ウレバ)」

- 売主の手数料は完全無料
- webサイトの売買なら買主の手数料も圧倒的に安い
- 概ね500万円〜1000万円以上の案件は仲介交渉サービスあり
UREBAは、国内でも主要なASP「アフィリエイトB」の運営元である株式会社フォーイットが運営。アフィリエイトサイトだけでなくECサイトやブログ、SNS案件など多数の取り扱いがあるプラットフォームです。
UREBAの特徴は売主が完全無料なだけでなく、買主も手数料が他社と比べ安いことです。案件の種別にもよりますが、Webサイトの売買であれば最低手数料1万1000円(利率5%)で利用できます。
売主の手数料は以前まで「独占案件であれば無料」でしたが、現在は独占・非独占に限らず完全無料に変更されています(メール調査の結果/2022年9月時点)
さらに仲介案件に関しても、売主は無料でサポートを受けることが可能です(事前審査あり)。
収益が少ないサイトも基準をクリアすれば「記事コンテンツ案件」としてクオリティ重視の案件リストに掲載できますので、従来の相場よりも高値で売却できる仕組みがあるのも面白いポイントです。
スピード取引や法律面でのサポートは比較的ベーシックですが、アンケート結果でも87.5%が満足度を「良かった」と回答。
とくに無料査定に関しては、丁寧かつ改善点も含む内容のため満足度が高いと評判です。ぜひ初回に登録しておきたいサービスだと言えます。
UREBAはサービスの規模や手数料のお手頃さを重視する方に、おすすめのサイト売買サービスです。
サイト規模 | 小規模〜大規模 |
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手数料(売主) | 直接・仲介※ともに無料 |
手数料(買主) | 成約額の5〜10%(最低1万1000円〜) |
無料査定 | あり(3営業日内返信) |
仲介サービス | サイト審査あり※ |
法律サポート | あり(契約書テンプレート) |
入金サポート | あり(代理受領サービス) |
移転代行サービス | あり(1件5万5000円〜) |
市場規模の大きいサービスで売買するなら「A8M&A」

- 300万件以上のサイトが登録するA8.netの系列サービス
- 売主は仲介取引でも完全手数料無料
- マイページ、電子契約書など迅速に取引できるシステム完備
A8M&Aは、300万件以上のサイトが登録するASP大手「A8.net」の系列サービスです。A8.netで会員登録を行うため潜在的なユーザーを拾いやすく、市場規模の大きいプラットフォームでサイト売買が進められます。
A8M&Aでの基本の交渉スタイルは「直接交渉」です。マイページ上でリアルタイムにやりとりができるため、スムーズに取引可能。
大型案件向けに専任スタッフによる仲介取引もあり、紹介から売却成立まで全てお任せできます。事前査定のサービスはありませんが、売主は仲介取引でも手数料無料なのでぜひ審査依頼をしてみてください。
また便利な電子契約書もあり、契約書の製本や押印、郵送などの手間は一切かかりません。ぜひ公式サイトのコラムも読んでみてください。「サイト売買の契約書で確認すべきポイント」など分かりやすく記載されているので、初心者でも安心です。
サイト売買は、取引市場を拡大するほど成約率が高まります。A8M&Aも初回にぜひ登録しておきたいサービスです。
サイト規模 | 小規模〜大規模 |
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手数料(売主) | 直接・仲介※ともに無料 |
手数料(買主) | 成約額の5〜10%(最低5万円/税込) |
無料査定 | なし |
仲介サービス | サイト審査あり※ |
法律サポート | あり(電子契約書、契約書テンプレート) |
入金サポート | あり(エスクローサービス) |
移転代行サービス | ドメイン移管2万2000円〜 |
老舗サービスによるサポートなら「SITE CATCHER」

- 2005年6月から続く老舗サービス
- 直接交渉プランでも進行の相談が可能
- 3者面談や指名買いプランなど仲介サービスの内容が充実
SITE CATCHERは2005年6月から続く老舗のサイト売買サービスで、業界内での知名度もあります。
買主だけでなく売主も手数料がかかりますが、Webコンサルタントによる査定や行政書士による契約書作成など専門家のサポートを誰でも受けることができます。
また直接交渉プランであっても、電話やメールで売り方や交渉の進め方などのアドバイスをもらえるのは嬉しいポイント。譲渡手続きの進行もアドバイスがもらえるので、初めてサイト売買を行う方も安心して進められます。
さらにSITE CATCHERは、希望のサイトに直接交渉をかける「指名買いプラン」や「サイト購入後の売上UPサポート」など、買主向けのサポートも充実しています。
老舗ならではのノウハウを活かしたサイト売買をしたい方に、おすすめのサービスです。
サイト規模 | 小規模〜 |
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手数料(売主) | 成約額の3%+税(最低5万5000円)※ |
手数料(買主) | 成約額の3%+税(最低5万5000円)※ |
無料査定 | あり(24時間内に返信) |
仲介サービス | サイト審査あり※ |
法律サポート | あり(行政書士による契約書作成、譲渡手続きの進行サポート) |
入金サポート | あり(エスクローサービス) |
移転代行サービス | なし |
独自の売却システムが特徴的な「サイト売買Z」

- 仲介交渉プランのみで売買成立までサポートしてもらえる
- 買取や訳ありサイト売買など独自の売却システムがある
- 概ね100万円〜の案件は仲介交渉サービスあり
サイト売買Zは大型案件の成約数も多い、アフィリエイターに人気のサービスです。掲載しているサイトの質にも定評があります。
売主・買主ともに手数料がかかりますが、運営側の仲介サポートを受けられる点を考慮すれば比較的お手頃だと言えます。
アンケート結果では「運営側のレスポンスが早い」と高評価も受けていて、スピード取引においても安心です。
ただし弁護士や行政書士によるサポートはありませんので、専門家による法律サポートを受けたい場合は他のサービスを検討しても良いでしょう。
サイト売買Zには、買主向けの仲介サービス「サイトハンティング」、売主向けの「買取」や「訳ありサイト売買」など独自の売買システムもあります。
他のサービスで「最適なサイトに出会えない」「サイトの質が悪く買い手がつかない」など難航している時にも、ぜひ検討したいサービスです。
サイト規模 | 小規模〜 |
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手数料(売主) | 無料 |
手数料(買主) | 成約額の①20%②3%(最低①1万1000円②5万5000円)※ |
無料査定 | あり(土日祝除く24時間内返信) |
仲介サービス | 掲載審査に通れば基本あり |
法律サポート | あり(契約書テンプレート) |
入金サポート | あり(エスクローサービス) |
移転代行サービス | あり(2万2000円〜/ドメイン移転なし) |
完全お任せで進めたいなら「サイトマ」

- 掲載からサイト移行まで完全お任せできる
- 個別相談会や面談による契約先選定など直接対話できる機会が多い
- 概ね100万円〜の案件は仲介交渉サービスあり
サイトマは「完全お任せ型」のサイト売買サービスです。
今回ご紹介するサービスの中では唯一着手金が発生し、手数料も売主・買主ともに最低33万円〜と比較的高額のため、中規模〜大規模案件を扱うユーザー向けと言えます。
アンケート結果では「お任せなので進行がとにかく早い」という声もあり、スピード取引の面でメリットがあるようです。
サポートも充実していて、交渉時には3者面談を行い、掲載中のPR文は全てサイトマが作成するという徹底ぶり。サイト移行作業の代行も料金に含まれており、手間は一切かかりません。
全てをお任せできるので、「サイト売買に手間をかけたくない」「プロに委ねたい」という方に最適なサービスです。
サイト規模 | 中規模〜 |
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着手金 | 売主・買主共に3万3000円 |
手数料(売主) | 成約額の5〜15%相当(最低33万円) |
手数料(買主) | 成約額の3〜10%相当(最低33万円) |
無料査定 | あり(2営業日内返信) |
仲介サービス | 仲介交渉のみ |
法律サポート | あり(弁護士による契約書作成) |
入金サポート | あり(エスクローサービス) |
移転代行サービス | あり(無料) |
サイト売買サービスで迷ったら実績とサポート体制で選ぼう
機密情報の扱いや高額取引によるトラブルを防止するため、サイト売買では専用のサービスを活用するのがおすすめです。
仲介交渉なら全てお任せで迅速に進められますが、基本は大型案件が対象で審査がいるため、どんな場合でも利用できるサービスではありません。
サイト売買サービスの最低限の比較ポイントは、実績の豊富さと基本のサポート体制です。
可能であれば、事前に複数のサービスへ登録しておいても良いでしょう。削減できる作業はどんどん簡略化し専門家のサポートも受けながら、ミスやトラブルのない安心したサイト売買を進めてください。
※記事中の情報は2022年10月執筆時点のものです。