北海道出身だけど『やきそば弁当』が「弁当」を名乗っていることに納得できない

北海道名物のカップ焼きそばについて寄稿頂きました!

はじめまして、大阪在住で北海道出身の雪ん娘と申します。

突然ですが、皆さんは『やきそば弁当』をご存知ですか? 北海道でメジャーなカップ焼きそばのことで、ソース類と一緒に、中華スープ用の粉末が付属されているのが特徴です。

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一部では、”道民のソウルフード”とまで言われているようですが、私は食べたことがありませんでした。その理由を強いてあげるとすれば…焼きそばにスープが付いているだけなのに弁当を名乗っているのが納得いかないからでしょうか。

「容器の形が弁当っぽい」というのが一応の通説らしいですが…どうなんですか、それ。
私が考えるお弁当には、「副菜」の存在が必須です。スープはもちろん副菜ですが…『やきそば弁当』の、あれ、中華だしに乾燥ねぎが浮いているだけですよね? 私の考える「お弁当」ではありません。

ただ、食べたことのない私が知らないだけで、あのスープは特別な味で満足感が得られる、立派な副菜であるのかもしれません。たぶんそんなことはないと思うのですが、そうかもしれません。というわけで、北海道名物の『やきそば弁当』に本気で向き合うことにしました。

ちなみに私は北海道のアンテナショップで購入しました。道外でもたまにスーパー等で売っているようですね。参考:https://minhyo.jp/maruchan-yakisobabento/

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スープを調べてみた

スープ用の粉末は、こんな感じで入っています。

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材料・内包量

パッケージ裏の原材料の表示から、スープの材料がわかりました。

  • 食塩
  • たん白加水分解物 要はアミノ酸です。うまみ調味料的な、あれです。
  • 砂糖
  • 醤油
  • 香辛料
  • ねぎ
  • 植物油

原材料を占める割合の多い順に並んでいます。『やきそば弁当』の中華スープは、スープということでねぎが入っていますが、それ以外は市販の中華だしの基本パーツが揃っていると考えて問題ありません。

内包量は小皿に出して計量したところ、約3gであることがわかりました。

塩分量

パッケージ裏の標準栄養成分表から、付属の中華スープは0.9gのナトリウムが含まれていることがわかります。それ以外の情報がないため、塩分量を基に市販の中華だしと比較をすることにしました。市販の中華だしは、原材料から考えて、味が特に似ていそうなものをピックアップしています。

【図】やき弁スープ・中華だし塩分量

赤い文字列が『やきそば弁当』の中華スープのデータです。他の商品については順不同で、付属のスープ用粉末にあわせて、商品3gあたりのナトリウム量と食塩相当量を比較した図です。…『やきそば弁当』のスープ、塩分が多いです。「市販の中華だしは3g/1人分じゃないんじゃね?」というご指摘はもっともです。ペースト状のは、多めに使うようです。ただし、粉末中華だしはスープ1人前につき2.5gが一般的のようでした。

市販の中華だしでスープを作る際に、分量外の塩を加えると、『やきそば弁当』の中華スープを飲む気分が味わえるかもしれません。食塩相当量で1gほどを目安に考えればよいでしょう。

【スープの考察まとめ】

・原材料が超シンプル
・塩分濃度がかなり高め

この2つしか、特徴が見つけられませんでした。おいしいのか…?

作って、食べてみた

作りました。湯きりの際に捨てるお湯、通称「戻し湯」でスープを作る以外は、ごく一般的なカップ焼きそばの作り方です。

戻し湯は150mlが目安とのことで、計量カップで測りました。正確にお伝えするために、重さも量ったところ、147gでした。

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スープ・焼きそばの完成形がこちら。

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『やきそば弁当』の写真で、よく見かける感じになりました。スープ用の容器は付属されていないので、マグカップを使います。自分のものを使うあたりに、お弁当的な要素を感じられるのかもしれません。

味はごく一般的なカップ焼きそばで、麺が細めかなというくらいです。戻し湯147gで作ったスープは、予想通り、私には塩分きつすぎました。それぞれ自分好みのお湯の量を探しましょう。そこも「自分カスタマイズのお弁当」…なのでしょうか。味に不満はなかったですよ。

ただ、私の求める「副菜」を感じることはできませんでした。ということで、『やきそば弁当』はお弁当ではない! 終了! …とするつもりでしたが、郷土愛が頭をもたげてきたので、簡単なトッピングをすることで、なんとかお弁当に昇華させたいと思います。

お弁当大作戦

ただのスープ付きカップ焼きそばをお弁当に格上げさせるにあたり、良い副菜はなんでしょうか。私が思うに、お弁当は毎日用意をするのが大変です。手軽に手に入り、手間がかからず、値段の安いものが副菜になるといいなと思います。玉子焼きやポテトサラダが王道でしょうか。というわけで次のようなトッピングをチョイスしてみました。

1.『やきそば弁当』+味付き玉子+食べるラー油

まずは卵料理です。お弁当と言えば玉子焼きですが、麺にあわせるということで、味付き玉子を試します。お弁当は彩りも重要なので、食べるラー油をかけてみました。味も引き締まるといいな…。

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感想:さながら汁のないラーメンのような味になりました。方向性はよかったのですが、しょっぱいです。温泉玉子があれば、その方がいいと思います。食べるラー油も結構塩分がありますね。普通のラー油ならよかったかもしれません。

2.『やきそば弁当』+ポテトサラダ

続いてサラダです。お弁当には、シャキシャキとした食感の葉もの野菜よりは、ポテトサラダ・かぼちゃサラダといったイメージが強いです。シャキシャキした感じだと、キャベツを使ったコールスローくらいまでかな、という気がします。マヨネーズ味のものだと、ソース味の『やきそば弁当』とも相性がいいのではないでしょうか。

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感想:おいしいです。惣菜パンを思い出す味です。お昼に食べるなら、私はありだと思います!

3.『やきそば弁当』+納豆+キムチ+マヨネーズ

メインのおかずといえば、お肉料理ですね。手軽に買えるのはコロッケあたりでしょうか。ただ、そうするとポテトサラダと同じ感想を持つような気がしたので、たんぱく質つながりで納豆にします。お弁当のイメージはないかもしれませんが、私の地域では給食にも出ていました。彩りが残念だったため、今度はキムチを足してみます。それでも納豆のトッピングは若干不安なので、さっき良かったマヨネーズも加えます。

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感想:混ぜた感じ、食欲をそそる見た目にはなりませんが、意外とおいしいです。マヨネーズは、あってもなくても問題なさそうです。キムチは意外と賞味期限が短いので、食べるラー油だったらどうだろうと試したところ、塩分が多すぎておいしくないことがわかりました。納豆だけよりは、辛味があることでバランスが取れるので、キムチがないときには普通のラー油を使うといいかもしれませんね。

4.『やきそば弁当』+柿ピー+レモン汁

お弁当のおかずって、意外とバラエティに富んでいます。違う味付けのおかずが2~3種類入っているお弁当は、満足度が高いです。ケチャップ、塩・こしょう、しょうゆ味…甘酢あんなどもありますよね。ちょっと酸味を入れてみることにしました。今回はレモン汁を採用。卓上サイズの瓶入りが、便利かなと思います。見た目に変化がないので、なにか振りかけることにしました。ナッツ類だと食感も変わっていいかもしれないです。ナッツ類の値段が高かったため、今回は柿ピーにしてみました。

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感想:びっくりしました。さっぱりとして、おいしいです。見た目から味をイメージするのが難しいと思うのですが、そうめんをポン酢につけて食べているような感覚です。代わりに焼きそば感が消え失せるのですが。食べていて味に飽きたとき、レモン汁をかけるのはおすすめします。柿ピーは軽く砕いてもいいし、なくても問題ありません。

5.『やきそば弁当』+キムチ+食べるラー油

お弁当を作っていると、おかずの用意ができないこともあります。そんなとき、白いご飯だけだと寂しいため、ふりかけをかけて食べることがありますよね。ここまで試した中でふりかけに代わるものを探したところ、キムチと食べるラー油が目に留まりました。柿ピーも候補に挙がりましたが、今回のトッピングではそこまで心をひかれなかったので、やめました。余った分は普通に食べます。

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感想:発想は良かったのですが、両方入れたのが間違いでした。しょっぱかったです。どちらか片方なら、かなりおいしいのではないでしょうか!

【試してみて、わかったこと】

『やきそば弁当』を「お弁当」にしていく作業ですが、現実にはトッピング選びということになります。その際の注意事項がわかりました。そもそもの味が濃いものは、トッピングには向きません。お弁当のおかずは普段の食事よりも味が濃いことが多いので、失念していました…。保存性を高めるためだったり、ご飯が進むようにということだと思うんですが、今回その必要はなかったですね。

今回のトッピングでいうと、

・味付き玉子→温泉玉子
・食べるラー油→ラー油

とするのがオススメです。食塩の入っていないラー油は、スパイス類の商品棚に置いてあることが多いです。

結論

『やきそば弁当』は、基本的に普通のカップ焼きそばです。そこは譲りませんが、あったかい目で見ると、お弁当を感じることができる気がします。他のカップ焼きそば・カップ麺と比較して、食べる人それぞれが好きなように食べられる度合いが高い点がお弁当っぽいのかなと感じました。ポイントをざっくりまとめると次の3つです。

・スープの秘密は塩分濃度!→「普通の中華スープじゃないよ!」
・自分のマグカップでスープの濃さも自分次第!→「ほら、あなただけの”お弁当”!」
・『やきそば弁当』にさらなる自由を!→「薄味トッピングでお弁当感アップ!」

今回『やきそば弁当』に本気で向き合ってみて、「ぶっちゃけそのまま食べるのが一番おいしい」としみじみ感じたことを付け加えて、終えようと思います。

以上、雪ん娘のレポートでした。

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