待ちに待ったスマートフォン版ドラゴンクエストがついに配信されましたね(2013年11月28日午前0時)。先着100万人は無料ダウンロードが可能ということで、配信開始と同時にとんでもないアクセスが殺到したことでしょう。0時をやや遅れて私がアクセスしたときには既にサーバが落ちていました。
その後無事につながり無料ダウンロードに成功しましたが、発売から20年以上経つとは思えない人気っぷり。さすがは日本一のRPGです。
スマホ版ドラクエは単体で配信されているのではなく、『ドラゴンクエストポータルアプリ』を介して購入することになります。
http://www.dragonquest.jp/dqpteaser/
続編もここから配信される予定で、ドラクエ関連の最新情報も確認することができます。ポータルアプリ自体は無料なので、1には興味ないけど続編は気になる、みたいな人は落としておいて損はないでしょう。それにしても、1の撒き餌っぷりがお見事です。
ネットで不評爆発の操作性
何度もリメイクされているのですが、やはり久しぶりに起動すると感動もの。特にBGMが神!!必至になってやり込んでいた少年時代が蘇る・・・。
しかし。操作性は結構難あり。
コントローラーと比べてどうのとかじゃなく、他のゲームアプリとくらべてもやりにくい気がしてなりません……。慣れればどうってことないのでしょうが、慣れるまで時間を要しそうです。
セーブは、ラダトームの王様に話しかけて冒険の書を記録してもらうほか、自分で『中断の書』に記録することもできます(右キャプチャ)。おかげでいつでもどこでもセーブ可能ですが、冒険の書と中断の書は連携していないので注意してください。
- 冒険の書:3つまでセーブ&ロード可能
- 中断の書:1つのみ
従って、複数の冒険の書を作ってプレイする場合は中断セーブの上書きに要注意です。……というか、わざわざ王様のところに記録しに行かなくてもこの中断の書を正規の冒険の書扱いにして欲しかった。当時の仕様を踏襲するのは懐かしくていいんですけどね。
フィールドへ出てみると、これまた懐かしい音楽が流れてきます。操作性はクソでもこのBGMだけで許せるかも。
ラダトームの街に寄る前に戦闘を楽しもうと1、2匹スライムをボコってみましたが(装備:竹やり)、グラフィックはとてもいい感じに移植されているのではないでしょうか。気分よくラダトームの街に入り、今回の目的を果たしてから中断しようと思っていました。
お固くなった?ラダトームの街の娘
ドラクエ1の隠れ名ゼリフといえば、タイトルの「昨夜はお楽しみでしたね」ですよね。ローラ姫を連れた状態で宿屋に泊まると、翌朝店員から言われる言葉です。嫁入り前の姫に手を出すとは、ラダトーム王が知ったら憤死しそうですが、これ、ファミコン以降の移植版ではラダトームの街にいる娘を連れていっても同じセリフを言われます。
これが見てみたい!
町娘はもちろん、当時の私はローラ姫バージョンのことも知りませんでした。まあ、知ったところで小学生には理解できない会話なのですが。
ところが、スマホ版ではこれがカットされているじゃありませんか。
なぜですかスクエニさん…今ならいろんなことが理解できるのに!!
止め止め。操作にも慣れないし、昨夜のところはここで中断セーブして就寝。
カットされた理由ですが、あのセリフはローラ姫だからこそのプレミア感を出したかったこと、仮にも勇者たる者がふらっと付いてきた町娘と一夜を共にするのはいかがなものか、という意見が出たのではと推測しています。
となるとローラ姫バージョンを見るしかないのですが、結構ストーリーを進めないと見れないし、昔ドラゴンになかなか勝てなかった記憶があるので面倒くさいなぁというのが正直な気持ち。それにローラ姫ってちょっと怖いんですよね。救出後ことあるごとに
「ローラはあなたと共にあります」
「ローラのことを想ってくださいますか?」
「ローラはお慕い申しております」
等と、子ども心に違和感を感じるほどしつこく愛を訴えてくるキャラなので苦手です。
さいごに
面倒だと感じるのは歳のせいがほとんどなのでしょうが、せっかく無料ダウンロードできたし、時間があるときにプレイしていくつもりです。せめてローラ姫までは……あ、あと、竜王に世界の半分をもらわないと。