ドラマ版ナニワ金融道の灰原はなぜモテない? 灰原に学ぶ恋愛のNG行動7選

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ライター:かも

先日、ドラマ版『ナニワ金融道』の新作『新ナニワ金融道』が10年ぶりに放送されましたね。それまでの作品(パート1~6)はもちろん、原作も愛読していた私は放送日を待ちわびておりました。今作の出来については、まあ賛否両論あるようですが、ナニワ金融道が復活しただけでも大感激です!!

新ナニワ金融道 – フジテレビ

ところで、中居くん灰原ってなんであんなにモテないんでしょうか? 原作の灰原は、2人の女性から同時にアプローチを受けたりもするんですが、ドラマ版だとことごとく振られています。ときには身銭を切ってヒロインをかばうこともあるのに。

いったい彼のどこがいけなかったのか? 歴代ヒロインとの出会いなどを振り返りながら、灰原のしでかしたNG行動について考えてみたいと思います。

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NG1.「利用できそうな人」オーラを出しすぎている

テスト前に限って瞬く間に人気者になる子を見たことはありませんか? 普段からきちんとノートをとっている真面目くんの元に、サボり魔がわらわら集まっていくあの光景です。で、そのときは非常に感謝して、「◯◯くんってホントいい人!」「必ずお礼するからね!!」とかほざくんですが、せいぜいランチをおごる程度で終わります。

灰原とヒロインたちの関係は、これにどこか似ていると思います。桑田とは対照的に「見逃してくれそうな人臭」がぷんぷん漂っているため、簡単につけ込まれてしまうんです。事実、パート1の高橋正子は、灰原の信頼を2度も踏みにじって逃走しています。

パート1 灰原との出会いなど 恋の進展
高橋正子(深津絵里)

高橋正子(深津絵里)

顧客の娘で連帯保証人。保険証を偽造し借金を返済。しかし他のサラ金の借金は残り、いろいろ見かねた灰原が自己破産の方法をレクチャーする。
最後は「お金のない幸せなんてまっぴら」と夜の街に消えて行く
まったくなし

灰原発信でヒロインを甘やかすこどもしばしばあります。非情に徹しきれず、高橋正子のほか、パート7の孫野手洋子に泣きつかれたときも簡単に返済期限の延長を許しました。

パート7: 灰原との出会いなど 恋の進展
孫野手洋子(蓮佛美沙子)

孫野手洋子(蓮佛美沙子)

顧客の娘。母との思い出が残る土地を売却せずになんとか全額返済できる道を探っていたところ、悪徳業者に騙される。灰原が連帯保証人を買って出るなどして協力。結果的には土地を手放すことになるものの、新たな気持ちで人生の一歩を踏み出す

まったくなし

切羽詰まった彼女らにとって必要なのは、「頼りになる人」であって、「利用できそうな人」でないのはもちろん、「いい人だけ」の人でもありません。高橋正子の例でいえば、自己破産に関する知識を帝国金融の借金のときに教えていれば、正子が犯罪に手を染めることもなく、恋が成就していた可能性はあります(会社に重大な損害を与える行為ですが・・・)。

NG2.人のものを好きになる

パート2の三宅律子のときがそうでした。顧客の彼女(フィアンセ?)なのに、一目見たときからトキメキを隠せない灰原。略奪愛がNGとは言いませんが、やっぱり成功率は低いです。

パート2: 灰原との出会いなど 恋の進展
三宅律子(篠原涼子)

三宅律子(篠原涼子)

恋人の借金の連帯保証人になり、カラダを売ることになる女性。灰原の活躍で無事夜の世界を卒業するも、以前の自分には戻れず、夜の街に消えていく。
パート6で再登場。恋愛商法に手を染めていることが分かる
仕事の一環とはいえ肉体関係を結ぶ

彼氏の借金を返すためF俗嬢になった律子は、屈辱の初仕事の後に灰原をベッドに誘いますが、それは店の支配人から命じられたためであり、決して恋愛感情からくる行動ではありません。業務の一環に過ぎないわけです。にもかかわらず、灰原は「借金があったから俺と寝たの…?」なんて素っ頓狂な質問をします。

まあ、灰原と接するうちにわずかながら好意を持つようになったのは確かですが、そもそも彼氏持ちというハードルを忘れてはいけません。

NG3.オンナの気まぐれを真に受ける

留学先で知り合った人と付き合い、帰国と共に別れる「留学ラブ」を楽しむ傾向にあるのは女性のほうが高いです。ソースは私なんですが、海外という非日常にほわんと浸るのはたいてい女性なんですよね。そのうえで、「留学中だけの恋」と、最初から割り切っているのも女性であることが多いです。もう一度言いますがソースは私です。

パート4のヒロイン・山川しのぶは、灰原たちとの旅行で留学ラブのような錯覚に陥ります。

パート4 概要 恋の進展
山川しのぶ(瀬戸朝香)

山川しのぶ(瀬戸朝香)

灰原の顧客。交通事故が原因で質の悪い詐欺師にゆすられ、「なんでも賠償する」という旨の念書を書いてしまう。別件で帝国金融も同じ詐欺師に騙されたため、共に行方を追う旅に出る まったくなし

旅行といっても、自分と帝国金融を騙した詐欺師を捕まえるための“詐欺師刈りツアー”なのですが、村人にフクロにされそうになったり、地方裁判官から情報を盗み出したりと、いろんな非日常を経験しました。苦労の甲斐あって詐欺師たちをあと一歩のところまで追い詰めた!……そんな状況で、灰原と2人きりでいるときにふと出た言葉が、

「この件が解決したら一緒に旅行行きたいね♪」

灰原はこのひと言で勘違い野郎へ一直線。事件解決後すぐにしのぶを誘いますが、「みんなで行こう^^;」などとあっさり躱されてしまいます。「一緒に行きたいね」の言葉に嘘はなかったと思いますが、あれこそまさに非日常のなかで芽生えたつかの間のトキメキであり、留学ラブそのものです。スリリングな旅だったので吊り橋効果も入っていますね。キツイようですが、そんなしのぶの心境の見抜けず真に受けた灰原が悪いです。

NG4.積極性に欠ける

灰原はなにかと受け身です。気になる女性が顧客であることを差し引いても、相手側からアプローチされているのにスルーする傾向があります。顕著なのは、パート5の志摩奈々子のケース。

パート5 概要 恋の進展
志摩奈々子(加藤あい)

志摩奈々子(加藤あい)

灰原の顧客。ホストクラブにハマって借金しまくる19歳の女の子。同郷のよしみから、灰原が借金の肩代わりまでして面倒を見る。
最後はホストから盗み出した高級腕時計を借金のカタとし、大阪から逃走
灰原に想いを寄せる

奈々子は、下心やビジネス上の損得感情ではなく、1人の人間として真摯に接してくれる灰原を好きになる数少ない女性です。灰原は最初から最後まで妹のように扱っていましたが、歴代ヒロインNo.1との呼び声が高いあのビジュアルです。ドキッとしたことは1度や2度ではないはず。まんざらでもなかったくせに、糞の役にも立たない正義感や道徳観に縛られて何もできなかった灰原は男失格です。据え膳食わぬはなんとやらと言うではありませんか。

NG5.鈍感である

これはパート7の隠れヒロイン・雨宮利加子(桜庭ななみ)に対しての問題行動。灰原さん好き好き!オーラを必死に出しているのに、当の灰原は「洋子さん、洋子さん」と手に入らない女の心配ばかりしていました。

パート7 概要 恋の進展
雨宮利加子(桜庭ななみ)

雨宮利加子(桜庭ななみ)

帝国金融の社員。法律知識なら社内一。ヤミ金の追い込みを受け一家離散したことから、復讐の一環で金融屋で働く。人情味あふれる灰原が好き まったくなし

雨宮の理想のタイプが自分だと分かったときの態度も「ふふっ」という感じであまり本気に受け止めていませんでした。もっと浮足立たないと!!単に雨宮に興味がなかったのかもしれませんが、モテる男たるもの、女性の気持ちに敏感でないといけません。

NG6.夢と理想を語りすぎる

灰原には、「知り合った女性に理想の金融道を語りすぎる」という悪いクセがあります。それはときに愚痴であり、ときに夢でもあります。理想と現実との乖離に苦しむ灰原の心情は、ドラマ版ナニワ金融道のテーマの一つでもありますが、ヒロインはそれどころじゃないと思うんですよね。借金で首が回らず、自分のことだけで精一杯なのに、灰原のちっぽけな悩みなんて聞いてる余裕はありません。

原作では結婚までする市村朱美に振られたのもそんな理由からです。

パート6 概要 恋の進展
市村朱美(池脇千鶴)

市村朱美(池脇千鶴)

恋愛商法のプロ。灰原をターゲットに選ぶも正体を見抜かれ、以後、互いに「第三者の血を吸って生きている」という罪悪感で共感、付き合うことになる 恋人

朱美と灰原は、互いの「第三者を破滅に追い込む」という職業に同情し合って心の距離を縮めますが、皮肉なことに別れた理由も同じでした。最後は、

「欠落した人間同士は上手くいかへんよ・・・」

と灰原の元を去ってしまうのですが、この結論を早めたのが、灰原による連日の愚痴と空虚な理想論だと思います。他人を破滅させてなんぼのヤミ金の世界で、悩み、もがき、苦しみながらも前向きに働こうとするカレを応援したい一方で、それが不可能に近いことを理解している朱美は、灰原が理想論を語れば語るほど不安になっていきます。いつか借金を完済し、裏社会から足を洗うとき、「自分の欠けた部分を補えるのはこの人じゃない」と知らしめたのは灰原自身なんです。結婚なんて、とんでもない。

朱美の予測どおり、理想実現のために臨んでいた仕事は大失敗に終わり、同じタイミングで朱美も灰原の元を去ります。なにもかも失った灰原……。パート6のラストはなんとも言えない切ないものでした。

NG7.己の立場と相手の境遇を理解していない

雨宮利加子を除くすべてのヒロインに言えることですが、そもそも恋愛なんてできる精神状態じゃないんですよね。1日でも早く借金を返すために、水商売で働いたり、犯罪に手を染めたりと、とにかく必死なんです。

しかも末端とはいえ、灰原はそんな自分を追い込んだ金融屋の一味。出会い方がサイアクなんですよ。パート3の篠崎みどりなんて、帝国金融に騙されて手形の裏書をさせられていますから、恋愛対象外どころの話ではありません。第一印象が悪くても恋に発展したカップルはごまんといるでしょうが、悪いにも程があるというやつです。

パート3 概要 恋の進展
篠崎みどり(石田ひかり)

篠崎みどり(石田ひかり)

顧客先の一社員だったが、経営者と帝国金融に騙され連帯保証人にされてしまう。復讐を果たすため帝国金融と敵対する難波銀子に協力。しかし灰原が共同保証人を買って出たことで心が揺らぐ まったくなし

灰原の誠実さに惹かれる描写もたくさんありますが、だからと言って恋心にまで発展したのは奈々子だけで、他の(大人の)女性たちからは総スカンでした。…まあ、そんな現実を理解しているからこそ、灰原はF俗の常連なのかもしれませんが。いずれにしろ、顧客と付き合うにはハードルが高すぎる職業だと再認識するべきです。

まとめ

以上、灰原を反面教師に恋愛で大切なことを書き出すと以下になります。

  • 「いい人」で終わらず「頼りになる人」を目指せ!
  • 彼氏持ちの攻略は難易度高し!
  • 女性の誘いはケース・バイ・ケースで対応しろ!
  • 積極的になれ!
  • 女性の気持ちに敏感であれ!マメであれ!
  • 自分語りはほどほどに!
  • 相手の精神状態を汲み取れ!
  • 第一印象は大切!

箇条書きにすると途端に陳腐な恋愛必勝法に思えてきましたが、灰原みたいにはなりたくない人は実践してみてはいかがでしょうか。

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