島根県に移住したいだんだんさんから寄稿頂きました!
初寄稿します、島根県好きのだんだんです。
島根県と言えばテニスの錦織選手の出身地!……ですが、錦織選手がいてもいなくても昔から大好きです。毎夏、松江市で行わる水郷祭もわざわざ関東から参加しています。島根県のゆるキャラ『しまねっこ』もグッズを買い占めるほど愛してます。
そこで今日は、私がおすすめする島根県のグルメ&観光スポットを紹介したいと思います。これを機に一人でも多くの方が島根県に興味を持ってくだされば嬉しいです。
グルメ
割子蕎麦
出雲といえば 『割子蕎麦』と『釜揚げ蕎麦』。私は初島根で『八雲庵』というお店の割子蕎麦を食べさせてもらい、以来こちらの方がひいきです。
画像左上の三段重ねになっている朱塗りの器を『割子(わりご)』といいます。ここに風味の利いた蕎麦が盛られて出てくるので、もみじおろし、海苔、かつお節、ねぎなどの薬味をお好みで乗せ、蕎麦だしを直接かけてズルズルっと頂くのが出雲風。
器は浅めに見えて意外とボリュームがあるため、胃袋が貧弱になるアラサー・アラフォーの方々は注意した方がいいです。なお、値段は少々高めですが、案内してくれた方がおごってくれたので無問題でした。おすすめです。
流しそうめん
夏期限定(6月下旬~9月上旬)ですが、松江市内にある『熊井の滝』で流しそうめんを楽しむことができます。湧き水の滝として有名で、あの弘法大師の杖の跡から噴出したなんて伝説もあるとか。
こののどかな雰囲気……。こんな風景に、市内からちょっと車を走らせれば出会うことができます。写真のように釣り堀(ニジマス)もあり、釣った魚を店内で焼いてもらうこともできますが、ボウズになる画が簡単に想像できたので止めておきました。
ちなみに、別に素麺の味がよそと違うとか、そういうのではないです。ないですが、ここで食べる流しそうめんは何故か美味い。熊井の滝とは、そういう所です。
しじみバーガー
松江名物のしじみを取り扱った食べ物やお土産はたくさんありますが、『宍道湖しじみ館』のフードコーナーで販売されている『しじみバーガー』は一味違います。
しじみと豆腐のパテがジューシーで、かぶりつくとそのエキスがバンズにも染みてきます。是非おためしを。
はじめは??って感じですが食べられた方は皆さん「おいしい!」と絶賛してくださいます。
そう!そうなんですよね。ジワジワ来る味といいますか、また食べたくなる中毒性を帯びているといいますか。
全国津々浦々にご当地バーガーはあれど、松江のしじみバーガーの右に出るご当地バーガーは佐世保バーガー以外にありません。佐世保バーガーは美味い。美味すぎます。
赤てん
赤てんとは、スケトウダラなどの魚のすり身に赤唐辛子を練り合わせて揚げた練り製品のことで、結構な赤みを帯びた色合いと独特の辛味が特徴です。浜田市を代表する特産品ですが、松江市でも製造されており、スーパーなどでも手軽に購入できます。
フォトライブラリを探したのですが、何故か画像が見当たらないので再び同士のツイートを拝借。
赤てん なう。 きわどい色合いAND結構辛いという なかなかパンチの効いた 島根のB級肴。 pic.twitter.com/xuUKXB8lSc
— 全席禁煙 焼鳥と美酒さつまや (@Yakitoritobisyu) 2014, 9月 12
一品料理として居酒屋でも出されています。私も酒のおつまみとして食べるのが大好き。通販でも買えますが、やっぱり現地で食べて欲しいですね。
観光
出雲大社
島根県といえば出雲大社!メイン中のメインなのでこれは外せません。縁結びの最強スポットとして知られています。
出雲大社といえば写真の大しめなわが有名ですが、スサノオノミコトが祀られている素鷲社(そがのやしろ)など、ここに以外にも見どころは豊富にあります。
そういえば、出雲大社の隣にある古代出雲歴史博物館で入られている『古墳ゼリー』なるものがテレビで取り上げられていました。9月15日までの期間限定商品だったらしいですが、いつかまた売られると思うので、次こそはぜひ。
八重垣神社
八重垣神社も縁結びの聖地です。開運を求めて(?)女性参拝客でいっぱいです。
人気の秘密は『鏡の池』というスポット。占い用紙(100円)に10円などを乗せて池に浮かべ、沈むまでの時間や沈んだ場所で良縁達成までの道のりを占うものです。早く沈めば沈むほど良縁まで近く、自分の近くで沈めば待人が近くにいるということ。女子心をワクワクさせる素敵な占い方ですよね。
私もやってみましたが、遅くとも3~4分程で沈む人がほとんどのなか、私の占い用紙だけは5~6分経過しても浮力を失わず、しかも遠方に回遊し出したので、池の底に眠るクシナダヒメの御魂など金輪際否定し続けることにしました。
そういえば、10円または100円硬化を乗せる人がほとんどですが、なかには500円玉を乗っけるツワモノもいて、占いの結果待ちというより呪詛をかけるような形相で「沈め沈め」と念を送っている様が印象的でした。
加賀の潜戸(くけど)
『マリンプラザしまね』から観光遊覧船に乗って観に行く有名な海岸景勝地があります。海食作用によってできた神秘的な潜戸(洞窟)を通り抜けるのですが、この景色が絶景。
潜戸には2種類あり、遊覧船の上から眺める『新潜戸』と、
船着場に上陸して洞窟の中を観て回れる『旧潜戸』があります。遊歩道、トンネルを抜けて洞窟に入ると、そこにはあの「賽の河原」が広がっており、なんとも言えない薄寒い空気が漂っています。
霊魂等の存在には否定的な方ですが、写真に妙なものが映り込んでいたらどうしよう・・・なんて思いながらシャッターを切りました。
辺りをぐるっと一周してマリンプラザしまねへ帰港。所要時間は1時間弱であっという間ですが、ミステリアスな景色に魅せられるせいか、非常に短く感じられます。3月から11月までなので、興味を持たれた方は来月にでも!
出雲日御碕灯台
島根半島、最西端にそびえる出雲日御碕(ひのみさき)灯台は、私的に出雲大社に匹敵する主役級の観光スポットです。
高さ43.65m、海面から灯塔の頭上までは63.30mと日本一の高さを誇り、その歴史は100年以上。平成25年には登録有形文化財にも選ばれました。何度見ても、外壁の白の石造りが美しい。
参加料(200円)で展望台まで登ることができます。内部は163段ものらせん階段があり、運動不足の人なら息切れ間違いなしですが、展望台からの眺めは本当に絶景なのでちょっとだけ頑張ってください。
また、すぐ近くには、風土記にも登場する伝説の「経島(ふみしま)」もあるので、辺りを散策するのもいいでしょう。経島はウミネコの繁殖地としても有名で、毎年11月になると北の方から飛来し、再び移動する7月頃まで子育てを行います。
そんな生態を知らなかった私は8月中旬に観光に行き、一匹たりとも目にできず絶句したことがありますが、景色が綺麗だったので十分楽しめました。
さいごに
いかがだったでしょうか。他にもいろいろ王道スポットがありますが、私が好きなのはこの辺りです。興味が湧いたらぜひ島根県に遊びに行ってください。なかなか味わい深い所ですよ!