いい話ばかりじゃ、わからないから
みん評が生まれた理由

私の祖母は、人を疑うことを知らず、余計なものをよく買ってしまう人でした。
孫の私が賢くなると信じて数十万円もする百科事典や、高価な教材とセットになった家庭教師を契約してきたり、信心深いわけでもないのに100万円もする仏壇を買ってきたり・・・。
決して裕福な家庭ではなかったため、支払いはすべてローンで、返済のために毎日深夜まで働いていました。(ちなみに、今は謎の健康食品が棚に並んでいます・・・涙)
祖母は家族のためを思って買ってくれたのだと思います。しかし、結果として残ったのは、使いこなせない商品と、大きな経済的負担でした。
これは、企業が悪意を持ってユーザーを騙そうとして起きるとは限りません。広告宣伝もセールストークも商品の魅力を伝えるためにあり、その役割から、真面目な企業の熱心な営業活動のために期せずして起きることも多々あるのです。
「いい話ばかりじゃ、わからない」――広告宣伝やセールストークの結果として起きる消費者トラブルは、祖母の時代から現在までずっと続く根深い問題です。
ユーザーという第三者の生の声を公開することで、かつての祖母のように、薦められるがままに買ってしまって後悔するといった消費者トラブルに遭う人を少しでも減らしたい。そんな思いから、2012年に当サイトをスタートしました。
良い評価も、信じづらい時代に

時代が進み、企業の広告宣伝ではなく、第三者の口コミを頼りにすることは当たり前になりました。
しかし現在、私たちは新たな課題に直面しています。
SNSや口コミサイトでは、広告であることを隠したステルスマーケティングや、サクラによる高評価が横行し、行政処分を受けるケースも多発しています。また、このような不正行為ではなく、一般的なマーケティングとしても企業がポジティブな口コミを集める流れはますます勢いを増しています。
その結果、「この口コミはヤラセではないか?」と不信感を抱いた経験があるユーザーは95%にのぼるというアンケート結果もあります。みなさんにも似たような経験はあるのではないでしょうか。
もはや、ネット上に並ぶ高評価をそのまま素直には信じられない時代になりつつあるのです。
買い物で後悔しないために

同じ失敗を繰り返さないために私たちにできること。それは、「ネガティブな声も知っておくこと」。もっといえば、「ネガティブな声があがった背景や事情、改善状況も含めて知っておくこと」ではないでしょうか。
たとえば、美容クリニックの定額コースが常に予約が埋まっていて利用しづらい状態にあったとします。それが契約後に判明したらトラブルになってしまいますが、契約前に人気で予約がとりにくいとわかっていれば、印象は全く変わります。
さらに、もし事前に以下のような事情がわかっていたらどうでしょうか。
- 低価格で提供するために空席を作らない工夫をしており、常に予約が埋まりやすい
- 一部の店舗は混雑するが、別の店舗は予約にまだ余裕がある
これらをあらかじめ知っていれば、「他よりも安価なサービスなので予約のとりにくさは仕方ない」「少し足を伸ばして隣駅の店舗に通おう」など、前向きな活用ができるはずです。全く同じサービスでも、事前によく知ってから利用することで満足度は上がるのです。
私たち「みん評」が目指す未来

口コミは、商品やサービスを選ぶときに欠かせない、とても役立つものです。
しかし、その商品やサービスについて、ある程度詳しい人にとっては口コミで充分でも、はじめて興味を持った人にとっては、それだけでは判断し切れないことも少なくありません。
「背景にはどんな事情があるのか」「どれくらいの頻度で起きているのか」「改善されたのか」などを口コミだけで読み解くのはなかなか大変なのが実際のところです。
そこでみん評では、ユーザーからの貴重な情報提供である口コミに、その背景や事情、改善状況などのFAQ(よくある質問)を作成し、関連づけるコンテンツ開発に取り組んでいます。
これによって、より納得して商品やサービスを選べるようになれば、ユーザーにとっても、企業にとっても、そこで働くスタッフの方にとっても幸せな循環が生まれると考えています。
大変な取り組みではありますが、これまで10年以上にわたって活動し、大手報道機関や国立研究機関などにも長期にわたって情報提供してきた私たちだからこそできる役割だと思っています。
賛同してくださるみなさんと一緒に、一歩一歩取り組んでまいります。
これからも、みん評をどうぞよろしくお願いいたします。
賛同して下さるみなさんへ
ぜひあなたの貴重な実体験を口コミとしてみん評に投稿してみてください。あなたの残した率直な感想やちょっとした注意点が、次に同じ商品やサービスを検討する誰かの大きな助けになります。
また、もし私たちの取り組みや姿勢に少しでも共感していただけたら、ぜひSNSなどでシェアしてください。みなさんのその一回のシェアが大きな励みになります。
