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お役立ち読み物赤帽VS引越業者 単身引越に強いのはどちら?

引越し料金は荷物が少ないほど安くできますので、単身引越しは特に割安に引越しできる可能性が高いです。各社も、単身者向けのリーズナブルなプランを提供しているところが多いですね。また、中小の業者が単身をメインターゲットとしている場合もあります。

特に「一括見積もりサービス」を利用すると相見積もり価格になりますので、赤帽より引越し料金が安くなるだけでなく、引越し担当者が付きますので、ラクに早く引越しができる可能性が高くなります。(→引越し見積もり一括サービスはこちら

一方、ネットでは「単身引越しなら『赤帽』を使うのが得」という話を耳にします。赤帽は個人事業主による運送会社のネットワークで、荷物量が少ないならかなり安価に利用できます。しかし作業を手伝わなくてはならないなど、専門の引越し業者に比べるとデメリットを感じる部分も。

ここでは引越し業者の単身向けプランと、赤帽について、さまざまな面から比較してみましょう。遠距離であったり、手伝いに自信がない場合は引越し業者を使ったほうがよく、値段にとことんこだわるなら赤帽がおすすめなど、両者の特徴が見えてきます。

赤帽とはどういう業者か?

赤帽とは、正式名称を「全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会」といい、個人で配送業を営む人たちの組合です。赤帽というブランドで同じサービスを提供していますが、それぞれ独立した個人事業主として営業しています。

赤帽に引越しを依頼したいときは、最寄りの赤帽を探して直接依頼します。最寄りの赤帽は組合の総合公式サイト(下記)から検索することが可能です。個別の赤帽事業者が独自のサイトを開設していることもあります。

赤帽
▲「全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会」公式サイト

料金は、基本的に同一の基準ですので、同じ条件ならどの赤帽に依頼してもほぼ同じなのですが、都道府県ごとの付加料金というものがあり、東京や大阪などの大都市圏では割増になります。

それでは、赤帽と、引越し業者を、さまざまな面から比較していきましょう。

積載量~赤帽は上限あり。単身なら十分……?

赤帽のトラックは積載量が決まっており、最大350kgです。荷台のサイズは車種によって異なりますが、おおむね幅140cm×奥行190cm程度が標準です。

引越し業者は、荷物量に合わせて適切なサイズのトラックを準備します。単身者なら軽四トラック~1tトラックが主で、赤帽車は軽四トラックが同クラスです。引越し業者なら、荷物が多ければ大きいサイズのトラックを用意できますが、赤帽の場合、一定以上には積み込めないため、単身であっても極端に荷物が多い場合は利用できない可能性もあります。

赤帽のトラックに実際どのくらいの量が積み込めるか、公式サイトには以下のような例があがっています。

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エアコン1台
スキー1式
机・いす1式
シングルベッド1台
テレビ1台
パソコン1台
冷蔵庫(小)1個
食器棚1台
ダンボール(中)10個
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赤帽では、単身引越しなら十分と謳ってはいますが、単身でもこれ以上の荷物だという人はいるでしょう。荷物量は赤帽車の積載量を超えてしまうが、どうしても赤帽で、という場合は「赤帽トラックを2台依頼する」という方法は一応あります。その場合は、当然、それだけの料金がかかってしまいますので、あまり現実的ではありません。荷物量が非常に多い方は、赤帽は向いていないと言えるでしょう。

料金~近距離なら赤帽のほうが圧倒的に安価

赤帽は「軽貨物運送業」であり、引越しが専門というわけではありませんが、引越しサービスも受け付けています。単身ならば価格が安いとされており、赤帽に頼んだほうが得だと言われることが多いようです。引越し業者に比べて赤帽が得だと言われるのは、赤帽は原則、トラック1台とドライバー1名によるサービスだということです。引越し業者は最低でも2名の作業員があたることが普通ですので、人件費のぶん、赤帽のほうが安くなります。

反面、1名では積み下ろしができないため、赤帽に依頼する場合は依頼者が作業の手伝いをする必要があります。

至れり尽くせりというわけにはいきませんが、引越し業者に頼んだとしても、お任せパックのようなものを除いては梱包は自分でしなければいけませんし、多少は持ち運びの手伝いも必要です。それなら、ちょっと頑張って赤帽に頼んだほうがベースの料金を下げられるからいいという考え方です。

前述の、赤帽トラックに積み込める荷物例と同じ量をヤマトホームコンビニエンスのシミュレーションで見積もりをしたところ(条件として、平日の東京23区内の引越しとしました)、諸々の割引を合わせて44,118円となりました。

赤帽は、正確には個別に見積もりが必要ですが、ネットで概算のシミュレーションを公開しているところもあったので調べてみました。

赤帽越運送( http://www.akabou-koshi.jp )の見積もり料金シミュレータで見積もり(条件:平日の東京23区内の引越し、2階エレベーターあり)をすると、17,110円と出ました。

同じ条件であれば、赤帽のほうが安くなる可能性が高いです。

ただし、これらは引越し先が近距離の場合。赤帽は地域密着の運送業者で、あまり遠方へ移動することを想定していません。高速道路を使う必要があれば高速料金がそのまま上乗せされます。赤帽は遠方の引越しにも不向きです。運送料金は20キロ単位で変わることが多いので、20キロ以上移動する場合は赤帽が不利になってきます。

サービス~それぞれに一長一短あり

サービス面での違いはどうでしょうか。すでに述べたように、赤帽と引越し業者の最大の違いは、

-原則ドライバー1人のため、積み下ろしの手伝いが必要

ということです。引越し業者の場合でも、梱包はしなくてはなりませんが、それ以上に労力がかかります。どうしても嫌だという場合は、申し出れば、赤帽が助手を雇うことになります。そうなると、その人件費が上乗せされますので、せっかくの赤帽の安価さが活かされないかもしれません。助手一人の人件費は8,000~10,000円程度と考えられますので、引越し業者との料金差がそれ以上あり、料金がかかってよいということなら、検討の余地はあります。

次に、注意したい点として、

-赤帽はダンボール箱などの梱包資材の提供がない

ことがあります。引越し業者はダンボールはサービスということもありますから、これを別に調達しなければならないのは見落としがちです。有料で購入することは可能ですが、あくまで安価に済ませたいときはスーパーから貰ってくるなどして、なんとかする必要があります。

反対に、赤帽の良い点としては、

-担当者の人柄などを確認しやすい

ということがあります。引越し業者ですと、見積もりをしてくれる営業担当と、当日の作業担当は別人であるのが普通です。すると、営業の人は良い人だったのに、当日の担当者はそうでもなかった、ということが発生します。また、複数の担当者がかかわるなかで連絡漏れや行き違いも起こり得します。

その点、赤帽は個人事業主ですので、当日作業してくれる人と事前に話すことが容易で、その時点で、人間的にどうかな?と思ったらすぐにやめることができます。

結局、サービスの良し悪しは業者であっても担当者個人によるところが大きいので、その点で、赤帽は良くも悪くもわかりやすいと言えます。また、これは一概には言えませんが、引越し業者の担当者が会社の一員であるのに対して、赤帽のドライバーは自分自身が代表ですから、良い意味で看板を背負っている意識があり、対応が細やかである可能性があります。

あと、赤帽のメリットとして、

-トラックに同乗が可能

というものもあります。小さなことですが、新居までの交通費や移動の手間を省けますので、ささやかながら嬉しいと言えます。ただし、助手席ひとりぶんしか乗れません。

補償~赤帽は保険金額上限が低い場合もあるが、基本は変わらず

赤帽は個人事業主。そう聞くと、もしもの場合の補償はあるのかな?という不安を持つ方もおられるかもしれません。

引越し業者の補償については「引越しの補償ってどうなってるの?」の記事にも書いたとおり、国土交通省が定めた「標準引越運送約款」にもとづいた、もしもの場合の賠償責任を負っています。

赤帽は、しかし、一般の引越し業者とは法律上の区分が異なり、「軽貨物運送業者」というものにあたるため、「標準引越運送約款」ではなく「標準貨物軽自動車運送約款」という別のルールに従う形となっています。両者は異なるものだとはいえ、「標準貨物軽自動車運送約款」でもやはり、運送会社側に責任があるならば賠償責任を負うことになっています。

そのため、赤帽も、引越し業者と同様に貨物保険に入っており、もしもの場合は保険によって補償が受けられると考えて差し支えありません。ただし、事業規模が小さいため、保険金額の上限は大手の引越し業者よりは少ないことが多いようです。

また、業者が保険に入っていたとしても、業者に責任があることが証明できなければ補償されないことは「引越しの補償ってどうなってるの?」の記事で書いたとおりで、この点では引越し業者と赤帽に大きな違いはないと思われます。

まとめ

ここまでの考察をまとめます。

赤帽 引越し業者

積載量

  • 積載量350kg。
  • 積み込める上限あり。梱包資材の無料提供はない。

荷物量に応じて適当なトラックを用意。

料金

  • 近距離の単身引越しなら1万円台も可能。
  • 同じ条件なら業者より安価なことが多い。
  • ただし遠方になると割高に。

近距離の単身引越しでは3万円台~5万円台が相場。

サービス

  • 積み込みの手伝いが必要。
  • 梱包資材の無料提供はない。
  • 担当者の人柄などは確認しやすい。

プランによるが梱包以外の荷物運びは任せてもOK。梱包資材はサービスされることも多い。営業担当と現場担当は別なので、現場担当がどんな人かは当日までわからない。

補償

「標準貨物軽自動車運送約款」にもとづき、万一の場合は補償される。ただし、引越し業者に比べると補償額上限が少ないことがある。

「標準引越運送約款」にもとづき、万一の場合は補償される。

これらを踏まえて、赤帽と引越し業者のどちらかを選ぶなら、次のような基準になるでしょう。

・積み下ろしの手伝いをしてもいい
・担当者の人柄などで見極めたい
→→→赤帽

・遠距離(目安20キロ超)
・単身だが荷物量が非常に多い場合
→→→引越し業者

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