3種類(ヤグレーザー、熱破壊式ダイオードレーザー、蓄熱式ダイオードレーザー)の脱毛機の備えがあり、部位やその人の肌質・毛質により適切に使い分けられているために効果を実感しやすい!と好評なリゼクリニック。
波長が長く、根深い濃い毛にも反応しやすい「ヤグレーザー」での脱毛施術が受けられる大手クリニックは、今やとても貴重な存在です。
「痛い」「予約が取りづらい」などみん評にきている口コミで多い声についてはもちろん、みん評編集部が日々感じていた
- 3種類の脱毛機はいったいどのように使い分けられているのか
- 全身が1度に照射できないのはなぜか?
といった疑問あれこれを、直接リゼクリニックで確かめてきました!
全国に提携院を含む20以上の院を展開
リゼクリニックは全国に提携院を含む20以上の院があり、どこも駅から近く通いやすい立地(新潟院のみやや駅から遠め)です。
今回は銀座院へ伺います!
リゼクリニック銀座院は、地下鉄「銀座駅」、JR「新橋駅」から共に徒歩5分ほど。
銀座中央通り(銀座通り)沿いの「888ビル」10階にあります。住所が8-8-8だから888ビル!めちゃくちゃ覚えやすい。
メンズリゼも併設しているけど、院内でしっかり分かれている
エレベーターで10階にたどり着くと「リゼ」「メンズリゼ」2つの看板がありますが、靴箱も女性・男性では別(しかも鍵付き)。
入り口は同じでも、受付・待合室・施術室・カウンセリング室は場所が男女完全に分かれていました。
△写真の左奥がメンズリゼ。右側が女性用です。
トイレは男性用・女性用と2つありました(ただし、トイレは場所が離れているわけではありません)。
女性用待合室はかなり広々としていて、ウォーターサーバーも設置。
TVモニターには、リゼクリニックで脱毛完了された方の声が映像で紹介されています。
ここでまずは、住所や氏名、これまでの脱毛経験、希望する脱毛箇所など問診票へ記入します。
割と多い量で可能な限り埋めなければいけないので、行く前に「希望する脱毛箇所」「これまでの脱毛経験」をある程度まとめておくとスムーズです。
丁寧で誠実な医師診察。対応・確認がしっかりしていた
問診票に記入したあとは、個室で医師診察を受けます。
リゼクリニックの医師診察についての率直な意見は、「非常に丁寧で、誠実」。その理由が2つあります。
契約可・不可の判断がはっきりしていた
ひとつ目の理由は、「どんな肌でも脱毛契約ができるわけではない」という姿勢がはっきりしていたことです。
私の身体には帝王切開・腸重積の手術跡があるのですが、少し盛り上がったような治り方をしていることを伝えると、医師の指示により別室にて、女性看護師から「ケロイドではないかどうか」の目視確認がありました。
懸念があっても”ひとまず打ってみよう”という結論に至るクリニックもある中、リゼクリニックではケロイド体質の場合は照射不可となり、とても慎重に対応・確認を行っているとのこと。
その他にも、ほくろ、しみ、タトゥー、そばかす、肝斑、目の周りやまぶたには照射ができないこと、
さらに治療しているようなニキビやひどい皮膚炎、ひどい日焼けへの照射も不可となっていて、医師の診察でレーザー照射に懸念がある場合は契約NGという姿勢でした。
これまで多くのクリニック・エステでカウンセリングや医師診察を受けてきましたが、目視確認があったクリニックは初めてだったことから、とても誠実なクリニックだという印象を受けました。
リスクの説明も丁寧でわかりやすかった
もうひとつの理由は、「リスクの説明がとてもしっかりしていた」ことです。
脱毛レーザーの照射で起こり得るリスク
よくある | ヒリヒリ、赤み、むくみ |
---|---|
一部の方 | 毛嚢炎(毛穴周辺の痛み、赤み、かゆみ) |
非常に稀 | やけど、水ぶくれ、硬毛化、増毛化 |
このようなリスクについて隠すことなく、そして控え目に伝えるわけでもなく、事実のみ発生率を含めひとつひとつ丁寧に教えてくれました。
それと同時に、万が一このようなトラブルが生じた場合のクリニックの対応(薬の処方、治療)についても、同じく丁寧に説明がありました。
また、私がピルを飲んでいることを問診票で見た医師から、色素沈着のリスクがあるという説明も隠さずきちんとありました。(※実際見たことはないが、リスクはあるとのことでした)
“医療機関なんだからちゃんと説明はどこもあるでしょ?“と考える人も多いと思うのですが、これまでいくつもクリニックに取材に(ときには覆面で)行ってきた感想からすると、全然そんなことはありません。
1分で診察終了というところもあったり、そもそも医師診察よりも先にカウンセリングがあるところのほうが多かったり。
ですから、リゼクリニックさんの診察はとても丁寧に感じ、安心できました。
コンシェルジュさんに交代し、契約内容の説明
医師診察後、照射に問題ないことがわかった後に「コンシェルジュ」と呼ばれている方に交代。
主にここからは脱毛の範囲、料金、通い方などリゼクリニックの医療脱毛について詳しい説明があります。
説明いただいたポイント
- 使用する脱毛機の種類
- 脱毛範囲
- リゼクリニックのコース、料金
- 通い方、予約システムについて
- キャンセル、解約について
- 保証期間と内容
- 打ち漏れがあったときの対応 など
口コミではスタッフの対応が雑だったという声も寄せられていますが、私の場合は医師診察と同様、コンシェルジュさんも資料を見せながら丁寧に説明してくれ、雑な印象はありませんでした。
ヒジ下・手の甲・手指の照射を体験。まずはマーキングから
今回、リゼクリニックで両手の甲と指、両ヒジ下を照射しました!
案内された施術室はすべて完全個室で、メンズリゼとは場所が区別されていました。
隣の部屋で男性が施術している、というようなことはありません。
案内されたあとは一旦看護師さんは退室し、ひとりになったところでタオル地のガウンに着替え、ベッドで仰向けになります。
準備が整った頃に再度看護師さんが入室、まずは目視で照射場所の毛穴や状態の確認をしつつ、照射の目安となるマーキングをしていきます。
(マーキングは照射後に拭いてくれるので消えます)
シェービングは無料対応。ジェルを塗り、レーザー照射
基本的には自身で剃毛して来院する必要はありますが、剃り残しがあったときのシェービング代は無料でした(体験時)。
私も腕、手指を丁寧にシェービングしてもらいました。
次に照射する部位にジェルを塗っていきます。
ひんやり冷たく感じますが、部屋は適温に設定されていましたし、身体にタオルもかけてくれるので寒くて震えるようなことはありません。
今回は蓄熱式ダイオードレーザー「メディオスターNeXT PRO」で施術してもらいます!
蓄熱式脱毛機は、少ない出力で肌の上を何度も往復して少しずつ熱を与えていくタイプ。なにより痛みを感じにくいことが特徴です。
蓄熱式の脱毛機は、デピライト、オーディンに次ぐ3度目の経験で、メディオスターは初照射!少しドキドキします。
レーザーの光がまぶしくないよう、目にカバーをします。
これまで照射を経験した蓄熱式の脱毛機の中では一番熱さを感じ、特にヒジは骨が近く皮膚も薄いために、より熱さとピリっとした感覚がありました。
ただ、「熱すぎませんか?」と確認の声掛けが何度もあり、「じんわり温かい程度がちょうどいい」ということで、適切に出力を調整してくれながらの丁寧な照射で、痛みは全く感じませんでした。※痛みの実感には個人差があります。
何より、施術中の声掛けはとても安心感があります。
照射後は当日の注意点とうち漏れ対応の説明が
蓄熱式ダイオードレーザー「メディオスターNeXT PRO」は、照射後3~4週間で毛が抜けてくるとのこと。
固まって毛が残っていたり、うち漏れがあったときは4週間以内に申し出てください、と説明がありました。
また、当日の入浴はシャワーのみ、飲酒や激しい運動は控えること、保湿をしっかりするといった、施術後の注意点を教えてもらいました。
(施術後にヒルドイドローションなどのお薬を塗るクリニックもあるのですが、リゼクリニックは何も塗らないため、自身で保湿に気をつける必要があります)
リゼクリニックにはパウダールームも完備されていました。
カーテンドアの個室になっていて4ルームあり、ここで帰宅前に身だしなみを整えることができます。
次回予約は約8週間後が目安。部位ごとにクリニック側が細かく管理
リゼクリニックは予約が1カ月前に開放となるため、帰りに受付で次回予約をとって帰る、ということができません。
このような次回照射推奨日・部位の案内を帰宅時にもらいました。
複数の部位を契約している場合でも、細かく部位ごとにクリニックで回数を管理し、次回の照射推奨日を教えてくれる仕組みが整っていました。
この案内に沿って、書いてある日付の1カ月前に予約をとることになりますが、みん評には予約の取りづらさに関しての口コミが多く寄せられています。
こんな取りにくいんだったら契約しなかったと後悔してます。ただ効果は出てるので予約をどうにかして欲しいです
引用:https://minhyo.jp/rizeclinic
全く予約が取れず、予約受付開始日の夕方にはもう全て埋まってる状態。社会人には無理です。
引用:https://minhyo.jp/rizeclinic
今回、リゼクリニックに予約の取りづらさについて直接疑問をぶつけたところ、
確かに予約受付は1カ月前の10時~電話の受付のみとなり、特に土日祝の1カ月前10時~は朝から電話が大変混み合い、繋がりづらい状況になっているとのこと。
「実際、皆さんどのくらいの頻度で通えていますか?」という質問に対しては、「約2カ月間隔くらいでしょうか」という回答でした。
朝10時~電話できない方にとっては不利なシステムになっていることは事実でしたが、毛周期に合わせて照射しなければ効果を実感しづらくなってしまうので、2カ月~3カ月間隔で通えるのであればちょうど良い印象です。
予約枠が少々複雑。でも、それは適切に脱毛機を使い分けているから
リゼクリニックは全身脱毛を契約したとき、「全身」「VIO」「顔」で分けて予約枠を確保する必要があります。
さらに、ひとつ予約が入っていると他の枠は予約を取ることができない仕組みになっています。
ということは、「全身」を照射後に「VIO」を予約して、「VIO」の照射後に「顔」を予約して、その間は「全身」「VIO」の予約枠はとれなくて、
というように、少々予約の取り方が複雑になっています。
キャンセル空きの通知システムが利用できる
リゼクリニックでは、日々キャンセルがあったときの空き枠のお知らせを「Push7」というシステム(iPhoneはアプリ、Androidではブラウザから登録)で受け取ることができます。
通常は1枠しかとれない予約枠ですが、「キャンセル枠で予約する場合のみ2枠目でもOK」というルールが存在するとのこと。
契約後は、このキャンセル枠をいかに上手に使うか、がストレスなく通うためのポイントになりそうです。
「部位ごとに分けての電話予約のみ」の理由
なぜ電話予約しかできず、部位ごとに分けて取らなくてはいけないのか?という点についてですが、
- リゼクリニックでは、その日照射する部位によって使用するレーザーを細かくわけていること
- 肌質や毛質に加えて、その人がこれまで照射したレーザーに対してのムダ毛の反応具合を看護師が見て、適切なレーザーの枠で予約をいれること
この2点が主な理由でした。Web予約ができないことも、同じ理由からです。
確かに利用者が自由に予約を入れることができてしまったら、照射部位に対する適切な脱毛機の選択がクリニック側で管理できなくなってしまいます。
全身を3つに分けて予約をとったり、電話でなければならなかったり・・・
全身をまるっと一度に照射できるクリニックが多い中、リゼクリニックのシステムは少々煩雑で面倒に感じるかもしれません。
でも、それも適切なレーザーを適切な部位に照射する、という理由があるからこその手間なんだなと納得できました。
脱毛機の使い分けについて聞いてきた!基本は「部位ごと」に適切に選定
リゼクリニックでは、
- メディオスターNeXT PRO(蓄熱式ダイオードレーザー)
- ライトシェアデュエット(熱破壊式ダイオードレーザー)
- ジェントルヤグ(熱破壊式ヤグレーザー)
の3つの機種を使用して照射を行っていますが、「どのように脱毛機を使い分けているのか?」という疑問を今回ぶつけてきました!
結果、基本的には下記のとおり使い分けが行われているそうです。
全身 | メディオスターNeXT PRO |
---|---|
顔 | ライトシェアデュエット |
VIO | ヤグ、場合によってライトシェアデュエット |
「どうしてもこの機械でうちたい!」といった希望は、相談にはのるけれども確約はできず、
- その日にどの部位を照射するのか
- その方がこれまでどの機種で照射してきて、効果の実感度はどうだったか
- その方の肌質、毛質
などを見ながら、適切な脱毛機をクリニック側で選定するのが基本で、脱毛機の指定はできないということでした。
「硬毛化がメディオスターで治ると聞いた」という都市伝説的なものがあり、メディオスター希望で来院される方がいるけれども、実際のところメディオスターで硬毛化した方も見てきているそう。
こういった希望があった場合でも、上記のように“適切な脱毛機をクリニック側で選定する”といった対応が基本になります。
リゼクリニックで「痛い」のはやはりヤグレーザー
みん評に寄せられたリゼクリニックの口コミには、
痛みはサロンと比べてかなり強くて冷や汗でした。
引用:https://minhyo.jp/rizeclinic
VIOは麻酔無しでは耐えられなさそうです。ワキはほぼ痛み無しでした。
引用:https://minhyo.jp/rizeclinic
というように、「痛みが強い」という声が多く寄せられています。
リゼクリニックにある3つの機種のうち、今回施術したメディオスターNeXT PRO(蓄熱式ダイオードレーザー)は痛みが少ない機種で、実際、私も熱さを感じるのみで痛みを感じることは全くありませんでした。
また、ライトシェアデュエット(熱破壊式ダイオードレーザー)も冷却機能が備わっていて、痛みを感じにくい脱毛機です。
本当に痛みはなくなってきているの?
蓄熱式ダイオードレーザー脱毛機は、直接毛根細胞や組織にダメージを与えるのではなく、毛が再生するために必要な幹細胞が存在するバルジ領域を含む毛包全体に熱を徐々に蓄めてダメージを与えるため、痛みの軽減が可能です。
しかし蓄熱式の脱毛機だからまったく痛みがないというわけではありません。
従来の脱毛機のように輪ゴムではじかれたようなバチッとした痛みではありませんが、ピリピリとした痛みを感じる方はいらっしゃいます。
ヤグレーザー✕VIOは特に痛みを感じやすい。麻酔の使用がおすすめ
痛みを感じやすいのは、リゼクリニックで主にVIO部位で使用しているジェントルヤグ(熱破壊式ヤグレーザー)です。
そのため、VIO施術では約半分の方が麻酔を使用されているとのことでした。
痛みに弱い方は、VIO照射の際は最初の数回、麻酔を使用すると良いかなと感じました。
リゼクリニックの実体験リポートまとめ・脱毛効果
- すべての院でメンズリゼが併設されているけど、スペースはきちんと男女分けられている
- 医師診察が丁寧
- リスクの説明がしっかりある
- 全身を一度に照射できないけど、脱毛機を適切に使い分けていることが理由
- 予約が取りづらいときは、キャンセル空き通知システムを利用できる
- 脱毛機は部位ごとに使い分け。指定は基本的に不可
- ヤグレーザーは痛みを感じやすいが、麻酔を利用できる
契約時にプランで迷ったら、5回コースをひとつの基準に
医療脱毛で満足いく仕上がりになるまでの照射回数の平均は5~8回、かかる年月としては8カ月~2年ほどと言われています。
医療脱毛は本当にそんなに短期間で終わるの?
当院では、大半の方が5回コースで脱毛を完了させています。
もちろん、個人差があるので、すべての方が5回で脱毛を終わらせれるわけではありませんが、医療脱毛でツルツルを目指す場合、「5回コース」を1つの基準にすると良いでしょう。
感じられる効果については個人差があるものですが、みん評に寄せられたリゼクリニックの口コミでは、5回以内に効果を実感した、という声が多数きています。
5回コースですが3回くらいで全滅できそうです。
引用:https://minhyo.jp/rizeclinic
当方全身コースですが、VIO、手足甲はとても実感してます。2回目にしてもう生えてこないんじゃないかと不安になるくらいには。
引用:https://minhyo.jp/rizeclinic
1回目から効果があって、施術後10日程で自然に毛が抜けてきてびっくりしました。
引用:https://minhyo.jp/rizeclinic
リゼクリニックではワキ脱毛が始めやすい料金設定で、初めての方も選びやすいサロンです。
全身脱毛の料金は相場通りで格安でないものの、それぞれの部位に異なる機種を使い分けて照射してくれる全国展開の大手クリニックは他にありません。
なにより、医師診察がこれまで経験してきた中で最大級レベルの丁寧さであったこと、さらに初めてだと緊張したり不安を感じやすい、施術時の頻繁な声掛けが優しく、総合的に非常に心強い対応が受けられるクリニックでした。