【調査】レーシックの失敗って本当にある?300人に聞いてわかった術後の実態

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ライター:平井真也

日帰りでできる手術で視力が大幅に回復するというレーシック。保険が適用されないためそこそこ高額ですが、眼鏡やコンタクトレンズがいらなくなるならやる価値あるかも、と思う人も多いでしょう。

しかし、気になるのは「本当に効果があるのか?」そして「安全なのか?」ということです。

ネットで調べてみますと、

・手術直後は視力が上がったけど、しばらくしたら戻ってしまった
・手術後に問題(副作用)が発生した

という声もけっこう出てくるんですね。

視力が戻ってしまう、つまり効果が一時的なものであれば、その持続期間によってはコストパフォーマンスの問題がありますし、後者は事実とすればかなり問題です。

具体的には「ドライアイになってしまった」「光がにじんで見えたり、眩しく感じるようになってしまった」という話がよく目に付きます。

みんなの評判ランキングでも、レーシックの口コミを集めて掲載していますが、あらためて、レーシックの現状を調べるために民間のリサーチ会社を利用し、レーシックを経験した人の声を集めてみました。

今回、アンケートにご協力いただいたのは以下のようなみなさんです。

性・年代 レーシックを受けた時期
3ヶ月以内に受けた 6ヶ月以内に受けた 1年以内に受けた 2年以内に受けた 3年以内に受けた 5年以内に受けた 10年以内に受けた 10年よりも以前に受けた
全体 0 0 40 40 46 100 74 0
男性・20代 0 0 13 8 9 9 5 0
男性・30代 0 0 9 12 19 37 29 0
女性・20代 0 0 11 10 8 12 6 0
女性・30代 0 0 7 10 10 42 34 0

(単位:人)

【調査概要】
調査エリア  :全国
調査対象者  :過去レーシック手術経験がある20歳から39歳の男女
回収サンプル数:300サンプル(男女各150サンプル)
調査実施機関 :楽天リサーチ株式会社

それではこの、レーシック経験のある20~30代の男女300名の声から、レーシックの実態を探ってみましょう。

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約8割の人が1.0以上の視力に。1割弱の人は良くなっていない

まず、レーシックによって視力がどう変わったかを見てみましょう。

手術前・手術直後・現在(直近)の視力をそれぞれ尋ねています。

視力 0.02未満 0.05未満 0.1未満 0.3未満 0.5未満 0.8未満 1.0未満 1.2未満 1.5以上
1.手術前 97 91 65 32 15 0 0 0 0
2.手術直後 2 4 7 8 3 10 31 79 156
3.現在(直近) 1 5 5 2 3 22 54 104 104

(単位:人)

レーシック術後の視力

手術前の視力は、もともと視力の悪い人が受ける手術なわけですから全員が0.5未満。半分以上が0.1未満という、ランドルト環を使った視力検査で、何歩か前に出されるというタイプのみなさんです。

対して手術直後は「1.5以上」「1.2未満」の人が合わせて77.3%。「1.2未満」の下が「1.0未満」ですから、全体の7~8割の人が1.0以上の視力に矯正されたことになります。

しかし、逆に、それ以外の人はそこまで良くなっていないということ。手術直後の視力が「0.5未満」より下である人は合計8%。この人たちは手術前から視力が変わらなかったか、もしくはほとんど良くならなかったことになります。

そして、現在(直近)の視力です。今回の調査対象は1~10年以内に手術を受けたという人で、もっと多いのは「5年以内」という人です。

視力は「1.5以上」「1.2未満」の人が合わせて69.4%。手術直後に比べると8%ほど少なくなっていますので、レーシックを受けても年数の結果とともに視力が下がってきてしまう場合はやはりあるようです。

ただし、視力の低下がレーシックの特性によるものなのか、その後の生活習慣で自然に(?)下がってきてしまったのかはわかりません。

ここから、

・全員必ず視力が上がるわけではない
・手術後、時間が経過すると視力が下がることがある

ということは言えるのではないかなと思います。

この手術後の視力の変化ですが、データを年代別などで見てみますと、20代よりも30代の人のほうが、手術直後と現在との差が大きくなっています。レーシックについて調べると、どちらかというと若い人のほうが、眼球や角膜が成長過程にあるために、術後に視力が戻りやすい、という情報が見つかるのですが、今回の調査では、視力が戻ってしまったのは高い年齢層に多かったです。

年代 視力 0.02未満 0.05未満 0.1未満 0.3未満 0.5未満 0.8未満 1.0未満 1.2未満 1.5以上
20代 1.手術前 29 28 20 8 6 0 0 0 0
2.手術直後 1 3 4 5 1 5 8 21 43
3.現在(直近) 1 4 2 1 1 4 17 25 36
30代 1.手術前 68 63 45 24 9 0 0 0 0
2.手術直後 1 1 3 3 2 5 23 58 113
3.現在(直近) 0 1 3 1 2 18 37 79 68

(単位:人)

半分強の人がなんらかの副作用を感じると回答

気になる副作用についてです。まず、「副作用は特に感じていない」という人は300人中137人。全体の半分弱(45.7%)です。逆に言えば、半分強の人がなんらかの副作用的なものを感じているということ。これは驚きです。具体的にみてみましょう。

症状 あると答えた人の数(複数回答)(単位:人) 全体に対する割合
目が乾くようになった 85 28.3%
過剰矯正(視力が良くなりすぎた) 11 3.7%
頭痛がするようになった 9 3.0%
近くが見えづらくなった 27 9.0%
光がまぶしい 79 26.3%
暗い場所で見えづらくなった 26 8.7%
視界の色が劣化する 4 1.3%
乱視が残ってしまった 13 4.3%
めまい・動悸がするようになった 4 1.3%
眼精疲労 36 12.0%
眼球の変化(突出・がちゃ目など) 2 0.7%
その他の症状 8 2.7%
副作用は特に感じていない 137 45.7%

レーシック後に感じた副作用

特に多かったのが「目が乾くようになった」「光がまぶしい」で、続いて「眼精疲労」「暗い場所で見えづらくなった」という訴えが多いようです。

ただ、副作用による支障を感じる頻度は日に一時間程度かそれ以下という回答が半分以上でした。しかしほぼまる一日、支障を感じているという人も1割程度います。

副作用による支障を感じる頻度 答えた人の数(単位:人) 全体に対する割合
1日中ずっと(ほぼ丸一日中) 18 6.0%
半日程度 18 6.0%
1日のうち、6~11時間程度 8 2.7%
1日のうち、4~5時間程度 5 1.7%
1日のうち、2~3時間程度 22 7.3%
1日のうち、1時間程度 31 10.3%
それ以下 61 20.3%

まとめると、

・半分以上の人が多少はなんらかの副作用を感じたことがある
・1割程度の人は常時、副作用に悩まされるようになった

ということになります。

ちなみに、副作用については、性別・年代での大きな差はないようでした。

1割程度は再手術。それでも全体に満足度は高め

一度レーシックを受けた後、再度、受けたという人はどの程度いるでしょうか。

再手術をした理由 答えた人の数(単位:人) 全体に対する割合
視力が思ったほど、上がらなかったから 13 4.3%
乱視が残ってしまったから 4 1.3%
暗い場所で見えづらかったから 10 3.3%
視力がまた下がってしまったから 8 2.7%
近くが見えづらくなったから 2 0.7%
その他の理由 1 0.3%
再手術はしていない 267 89.0%

※再手術の理由は複数回答なので、合計は一致しません

9割近くの人は再手術はしていません。しかし、1割ほどの人が、再手術を行っており、理由として一番多いのは「視力が思ったほど、上がらなかったから」ということのようです。

満足度について見てみます。

満足度 非常に満足 やや満足 満足 やや不満 非常に不満
施術前のクリニックの対応 111 97 77 8 7
施術後のアフターケア 90 82 86 29 13
費用対効果 115 75 75 27 8
総合的な満足度 117 82 86 9 6

(単位:人)

レーシックの満足度

クリニックの対応や費用対効果などいずれの面でも、「非常に満足」「やや満足」「満足」を足した数が8~9割に達しており、半数以上が副作用を感じていた割には満足度が高いことに気づかされます。副作用と呼べるものが多少はあったとしても視力が回復したメリットがそれを上回っていると感じている人が多いのでしょうか。

「自分の知人(友人家族等も含む)にもレーシック手術を薦めてみたいと思いますか」という質問には全体の8割ほどの人が、知人にもレーシックを薦めたいと回答しています。

レーシック手術を薦めてみたいと思うか 答えた人の数(単位:人) 全体に対する割合
非常にそう思う 121 40.3%
ややそう思う 116 38.7%
どちらでもない 45 15.0%
あまりそう思わない 12 4.0%
全くそう思わない 6 2.0%

まとめ

結果の要点をまとめてみました。

・レーシックを受けた全員が、必ず視力が上がるわけではない
・手術後、時間が経過すると視力が下がることがある
・半分強の人が、なんらかの副作用を多少は感じたことがある
・特に多かったのが「目が乾くようになった」「光がまぶしい」
・1割程度の人は常時、副作用に悩まされるようになった
・1割ほどの人が、思ったほど視力が上がらなかったため再手術を行っている
・それでも8~9割の人はレーシック手術を受けたことに満足している

いかがでしょうか。イメージばかりが先行していた部分も多いと思いますが、「意外と副作用を感じている人が多い」「にもかかわらず、全体的に満足度が高い」という印象を持ちました。

もちろんこの調査だけで、レーシックのすべてを語ることはできないと思います。特に、実際にどこで手術を受けるかというクリニックによる違いもあるでしょう。ちなみに今回の調査で、みなさんが手術を受けたクリニックの内訳は以下のようになっています。

クリニック名 人数
品川近視クリニック 東京 91
神戸神奈川アイクリニック 新宿院 16
SBC新宿近視クリニック 新宿院 10
名古屋アイクリニック 7
神戸神奈川アイクリニック 札幌院 4
品川近視クリニック 札幌院 4
東京近視クリニック 新宿院 4
南青山アイクリニック 東京 4
神戸神奈川アイクリニック 名古屋院 4
錦糸眼科 札幌院 3
SBC新宿近視クリニック 銀座院 2
東京近視クリニック 銀座院 2
神戸神奈川アイクリニック 横浜院(提携眼科) 2
錦糸眼科 東京本院(新橋) 1
錦糸眼科 東京院(中目黒) 1
加藤眼科 1
みなとみらいアイクリニック 横浜院 1

いざレーシック手術をしてみようと思ったら、やっぱり体験者の実際の声が気になるもの。みん評にはたくさんの口コミが寄せられています。そのなかから、気になるものをピックアップしました。

術後、快適に過ごせていますがやっぱり手術は怖さでいっぱいです。

ここの金額は他に比べると安価ですので、気軽にできる点はとてもいいですが、人にオススメできるかといえば、少し悩む感じ。全身麻酔ではないので、意識がある中での手術になるので、目に直接レーザーが当てられたり、少し焦げ臭かったり、リアルに感じとれてしまう恐怖はとんでもなかったです。
でも、本当にその恐怖さえ乗り切れば快適な生活が送れます。手術自体のサポートもしっかりしているので、安心はできます。恐怖を乗り越える自信のある方にはいいのかなとは思います。。。

https://minhyo.jp/shinagawakinshiclinic

今回の調査に協力していただいたみなさんは、この恐怖を乗り越えられた方、ということになりますが、これから手術を検討している人にとっては、副作用がなかったとしても、単純に、手術が怖いと感じる気持ちがあるのは理解できます。

そんなときは、クリニックで、メンタル面も含めてサポートしてもらえたら……と考えてしまいます。特別な制度がなくても、対応するドクターやスタッフのちょっとした一言で安心できる、ということもあると思います。そういう観点からも、自分に合ったクリックを選びたいものです。

レーシック選びで失敗しないために、クリニック選びは重要です。みん評では、各クリニックの口コミを集めていますので、よければ参考にしていただけるとさいわいです。

→口コミを元にしたレーシックの評判ランキング

 

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