平井真也です。今回は好きな動物について語りたいと思います。
なかなかインターネットで好きな動物について語っている三十代の男性っていないと思うのですけど、動物かわいいので語ります。動物って癒されます。
動物を見たくなったら、動物園です。私はこの年代の独身男性としてはかなり動物園に行っているほうだと思います。おもなホーム動物園は、天王寺動物園(大阪)、王子動物園(神戸)、京都市動物園で、おもにこの3か所をローテーションしています。
さて、みなさんは、動物園でどんな動物が好きですか?
ゾウ?
キリン?
ライオン?
パンダでしょうか?
……ここまで挙げたような動物が好きだというあなた、はっきり言って素人です!
たしかにパンダはかわいいですよ。ですが、かわいくて当たり前と言いますか。ゾウやキリンも、ああいう「どこの動物園にでもいる動物」というのは、なんというか、「白いご飯」みたいなもので、動物園にはいないと困りますが、ことさら、ありがたがるようなものではありません。
真の動物園フリークは、あまり一般には知られていない、マイナー動物に目をつけてこそ。
そこで、今回は、私がとっておきのマイナー動物を紹介したいと思います。マイナー動物を知っておくと、以下のようなメリットがあります。
・動物園が楽しくなる
マイナー動物はどの動物園にもいるわけではないので、見つけると嬉しいです。出会いの喜びがあります。
・マイペースに観察できる
人気動物の展示場は園内でも混雑しています。マイナー動物はそこまで人気がないので、空いている展示場でゆっくり堪能できます。
さらに、今はマイナーでも、ふいに注目されてメジャーになることもあると思います。芸能人などがそうであるように、動物も、メジャーになったときに「自分はマイナーな頃から知っていた」となれば、目利き感をアピールできますし、「デビューの頃から応援していたアーティストが大箱でコンサートを開けるようになった」かのような、達成感も感じることができるでしょう。
それではさっそく、将来はパンダを超える人気者になっているかもしれないマイナー動物たちを、独断で決定したランキング形式で紹介していきましょう。
- マイナー度……星が多いほど、一般に知られていないマイナーな動物です。
- かわいい度……見た目のかわいさを独断で格付け。
- 将来期待度……将来、人気動物としてブレイクする可能性を予測しました。
マイナーかわいい動物ランキングBEST.5
第5位 ドール
- マイナー度:★★★★★
- かわいい度:★★
- 将来期待度:★
えっ、犬じゃね?と大勢の人が画像を見て思ったでしょうが、たしかにイヌ科の動物です。アカオオカミとも言われますが、オオカミとは違う動物です(オオカミはイエイヌ=一般的な、いわゆる犬、とかなり近い種ですが、ドールは動物学的にはもう少し離れています)。
動物としてドールという名前はほとんど知られていないと思うので、かなりのマイナー動物です。関西3園では天王寺動物園にいます。
ドールはいつも檻内を小走りにぐるぐる動き回っていることが多くて、落ちつかないのですが、見ていて飽きません。クマなんかもよくうろうろしていますが、ドールは檻の端まで行ってターンするときに、ジャンプして壁をキックして方向転換するというワザを見せてくれることもあります。しっぽがけっこうふぁさぁとしていて、一度さわってみたいです。かわいい。
しかしながら、将来のブレイク可能性はやや厳しめです。なにせ、見た目がほぼ犬でしかないという点が痛い。
第4位 ワオキツネザル
- マイナー度:★★
- かわいい度:★★★★
- 将来期待度:★★
ワオキツネザルは、そこそこよく見かける動物です(動物園では、ってことですけど。そのへんにはいませんよ)。その証拠に3園のうち2か所、京都市動物園と王子動物園で飼育されています。個人的には京都のほうが展示が見やすいのでオススメです。
ワオキツネザルは原始的な猿の一種で、チャームポイントは、しましまのしっぽ。かわいい。
しっぽをゆら~と立てて歩いている姿がかわいいんですが、全体に毛がもふっとしていて、仲間同士でくっついたりしてるのもかわいいです。春頃に行くと子ザルが見られることも。子ザルは、大人とまったく同じ姿のミニチュア版で、細い尻尾が同じようなしましまになっているのが超かわいいです。
東京の上野動物園など、一部の動物園では鉄柵やガラスなどのない展示をされていることがあります。上野ではなんと池の中の島で飼われているんですが、泳げないので逃げたりしないのだそう。泳げないので逃げられないというのがまたかわいい。
ブレイクの可能性は「しっぽの模様がレッサーパンダとカブっている」という点を踏まえてどう差別化していけるかにかかっていると思います。
第3位 マレーグマ
- マイナー度:★★★
- かわいい度:★★★
- 将来期待度:★★
マレーグマは、山口県の徳山動物園にいる「つよし」が有名です。「頭を抱えて困っているようなポーズ」をするからなんですが、マレーグマは全体に、動きが面白いです。
クマの一種ですが体型や動きはどこかサルっぽく、なんとも奇妙な味わいのある動物です。アリクイみたいに虫を舐めて食べるみたいで、舌がぎょっとするほど長いのも不気味かわいいです。
関西では天王寺動物園にいますが、天王寺のアイドル、ホッキョクグマのゴーゴがいるクマ類コーナーの一画で、そのいちばん端っこの、見過ごされそうな場所にいるので、冷遇されている気配がただよっており、不憫です。でもそのおかげでいつも見やすい状態にあり(ゴーゴは餌やりの時間とか人だかりで見えませんからね!)、コミカルな姿と動きをじっくり堪能できますよ。かわいい。
ブレイクの可能性は未知数。若干のキモさもあるので、ポジショニング次第か。バラエティ向きだと思います。
第2位 ケープハイラックス
- マイナー度:★★★★★
- かわいい度:★★★★
- 将来期待度:★★★
ケープハイラックスは、アフリカのサバンナの岩場などにひっそりと暮らしている小さな動物で、見た感じはネズミっぽいのですが、動物園の解説などではたいがい「遺伝的にはゾウに近い動物です」と、どや顔感をただよわせながら書かれています。たしかにこれがゾウの仲間と言われると驚きですが。
天王寺動物園にいますが、サバンナコーナーの、キリンとかを眺められるあたりの端っこに、専用の小さな展示場があります。3匹いるんですけど、見当たらないな、と思うと、上のほうの岩陰に3匹並んでいたりしてかわいい。
ちなみに、今回、紹介している他の動物はいずれも絶滅危惧種などで個人では飼育できない(ワオキツネザルは昔は輸入できたみたいです。今はダメです)のですが、ケープハイラックスは現在でも商取引が行われているようです。実際に飼うのはかなりハードルが高いとは思いますが、自宅にケープハイラックスがいたらかわいいと思います。
かわいさからはブレイク可能性は高いです。ただ、ウサギやモルモットに似た「一般的なかわいさ」傾向なので、ならではの個性をアピールしていきたいところ。
第1位 ヤブイヌ
- マイナー度:★★★★★
- かわいい度:★★★★★
- 将来期待度:★★★★★
ヤブイヌ。この名前がもうかわいい。ときどき、なんでもないときに口の中でそっと「ヤブイヌ」とつぶやくだけで、心に平安が訪れる気がします。ヤブイヌというちょっと間の抜けた響き。実際、姿かたちも、なんとも垢抜けていない素朴な動物で、見ていてなごみます。
ヤブイヌは、イヌ科の動物でおもに南米に住んでいます。関西では京都市動物園にいて、この動物園はぶっちゃけ、京阪神の3大動物園の中では設備面で後れをとっている印象があった(現在、改装されてだいぶ良くなりました)のですが、そんな京都市動物園のなかで、いちばんの癒し動物です。隠れたメイン動物と言ってもいいでしょう。
ヤブイヌは、けっこう動きが活発です。最大の特徴は群れが同じ行動をとる習性で、この団体行動っぷりがかわいい。一列になって行進しているのを見ることができた日はかなり癒されます。後ろから着いて歩きたい。かわいい。
私は次にくる人気動物はヤブイヌだとにらんでいます。他に似ている動物があまりいないし、かつ、姿も行動もかわいい。妥当パンダを十分狙える位置についていると思います。
以上、マイナー動物をランキング形式で紹介しました。みなさんも、明日のスターを夢みる(?)マイナー動物の中から、ぜひ、お気に入りの種を見つけてください。
こうしたマイナー動物を生で見られるのが動物園の魅力。みん評では全国の代表的な動物園の口コミが寄せられていますが、一部をご紹介しましょう。
子供の頃によく行きました。
何度も言ったのでよく覚えていますが、施設の充実度としては他の動物園の方が優れていると思います。
ですが単純に動物が好きな人なら十分楽しめるだけの動物がいますので楽しめると思います。
料金もリーズナブルですし、立地も天王寺駅を出てすぐなのでとても良いです。
万が一すぐに動物園を出て時間が余ったりしても、色々と見る場所はありますので安心して遊ぶことが出来ると思います。
以上は大阪、天王寺動物園の口コミです。比較的、繁華街のなかにあるので、まる一日のお出掛けコースのなかに組み込めるのが強みです。動物園はそれぞれに特色があり、行くときは交通の便や周辺情報もチェックしていったほうがいいでしょう。みん評の動物園の口コミ・評判ページ一覧を参考にしてもらえると嬉しいです。