「10秒の簡易審査」で通っても本審査で落ちる事ってあるの?
「10秒で簡易審査結果表示」はあくまでシミュレーションで大抵は「融資OK」の判定になる。この結果はあまり参考にならないので本審査で落ちる事もある事を知っておこう。
SMBCモビットの公式ページを見ると『10秒で融資可能の可否がとりあえずわかる』との表示があります。
これは私が契約した当時と仕様が変更されていたので、改めて融資の可否が10秒で本当にわかるのかを検証するために10秒診断を入力してみました。
結果としては「ご融資可能と思われます。」とのこと。
ここから更に詳細の情報を入力する流れです。
口コミでこの簡易審査は通ったら本審査も当然通るものであると考えられている方が多いと感じましたので、簡易審査と本審査は別物と考えた方が良いです。
その理由についても補足しておきます。
この簡易審査を4パターンほど検証してみたところ年齢制限を超えているもの以外は全て「融資可能」との判定が出ました。
カードローンは総量規制といって年収の1/3以上の融資は受けられない事になっているのですが年収300万円で融資希望額200万円でも融資可能の判定が出ました。
何が言いたいかというと「やはり、この審査結果はあてにしちゃダメだ!」っていうことです。
この判定の障壁はかなり低いので、これと本審査のギャップの乖離が大きく審査落ちする人が多いのでこういった口コミが多くなっているのだなと言うのが私の感想です。
この簡易審査は、カードローンの審査で重要な部分が加味されていないのでよほどの事がないと融資OKという判定になるのではないでしょうか?
例えば以下の項目は除外された判定になっています。
- 他社ローン利用数
- 他社ローン利用金額
- 過去の他社ローンのでの滞納回数
- 金融事故履歴
などなど……。
要するに信用情報がこの時点は審査されていない状況です。
ちなみにこういう仕組みって、他社でも審査シミュレーションというものが用意されているのはご存知でしょうか?
簡単に自分の現在の情報を入力して審査受けたらどうなのかを事前に調べることが出来る仕組みです。既にご存知の人もいるかもしれませんが、お金を借りると、6カ月以内の申込情報というものは信用情報として記録されます。
基本6カ月以内に3回以上ローンへ申込を行うと審査が通りにくくなる「申込ブラック」といういわゆるブラックリストに載る状態になってしまうので、申込前にシミュレーションをしたいという人も中にはいると思います。
通常、シミュレーションは「申込」としてカウントされないので、信用情報に記載されることもありません。
ですが、SMBCモビットの場合はシミュレーション自体の利用が既に申込としてカウントされてしまいます。
審査シミュレーションの利用 = 申込を行う
と同義で、いわゆる審査を受けた事にカウントされるので安易にシミュレーションだけ行いたいという人はこの点をよく理解しておくようにしましょう。
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