個人情報の取り扱いについて教えてほしい
タウンライフでは、年2回の全社員研修や外部監査を通じて、個人情報の取り扱いを徹底していて安心感は強い
みん評編集部には、「比較サイトや一括資料請求サービスを使うときに個人情報の漏洩が心配」という声が一定数寄せられます。これは、こうしたサービスに共通する一般的な懸念であり、運営会社による個人情報の取り扱い方針が不透明だと、不安が大きくなる傾向があります。
そこで、今回はタウンライフの個人情報の取り扱いについて取材を行い、個人情報保護の体制や運用の実態について資料提供を受けました。
タウンライフでは、年2回、全社員・全アルバイトを対象とした「プライバシーマーク研修」および「理解度テスト」を実施しています。研修では、単に法律用語を学ぶだけでなく、
- パソコンロックの徹底
- ノートPCの施錠管理
- USBメモリの使用禁止(例外時は社内承認制)
- 複合機で印刷後は必ずデータを削除
- 公衆Wi-Fiではなくテザリング使用を指導
といった、実務ベースでの行動指針まで具体的に定められています。
※実際の研修資料の一部は、記事下部に掲載しています。
タウンライフは、JISQ15001に準拠した個人情報保護マネジメントシステム(PMS)を構築しており、その運用状況については年1回の内部監査とマネジメントレビュー、さらに2年ごとの第三者機関による外部監査を通じて、継続的な改善が図られています。
社内では、紙・電子合わせて約450万件以上の個人情報を管理しており、そのスケールに見合った台帳管理や委託先評価など、制度的な裏付けが整っている点も特徴的です。
編集部では、プライバシーマーク研修資料や個人情報保護規定の抜粋を実際に確認しています。資料には、社員ごとの責任者指名体制や、法令規範の定期更新リストまで記載されており、建前だけでなく、実際に社内に制度が根づいている様子がうかがえました。
担当者からは、「今後も制度や体制の見直しを行いながら、個人情報保護をより徹底していく所存です」というコメントもいただいています。
ユーザーにとって個人情報の扱いは、見えない領域だからこそ不安が募るものです。今回の取材では、タウンライフが継続的な教育と監査体制のもとで、現場に根ざしたルールを地道に実践している様子が確認できました。
写真や資料は、記事下部にて一部ご紹介しています。ぜひご覧いただき、ご自身の判断の参考にしてください。

↑全29ページ。ヒューマンエラーの事例から外部からのアタックまで様々な手法および対策について記述。

↑全47ページ。ハンドブックの内容をさらに噛み砕いている。理解度チェックのためのテストも用意されており、アルバイトの方などまだ個人情報保護について詳しくない方にも配慮されている。

↑全24ページ。法律用語なども多いが、専門性の高い資料。

↑合計するとちょうど100ページ。この量の資料をもとに定期的な研修が行なわれている。
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