「契約途中に金利を引き下げてもらった」という口コミがあるけど、本当?
返済が厳しいとき、新たな貸付を停止してもらう代わりに金利を引き下げてもらうケース、遅延や滞納なく返済を続けていて、契約後の定期審査によって金利が引き下げられるケースはある。大きな理由がないと金利の引き下げは難しい。
みん評に寄せられた口コミの中で、金利の引き下げについて言及されたものがいくつかありました。2つほど参考になったものを抜粋してみます。
長い間利用していたのですが、やっと全て返済し、金利を下げてもらえないかと、電話してみたら、感じの悪い女性がでて、数分の審査でことわられた。
他の会社で金利を下げてもらえる所があったので、プロミスはもう利用しません。 引用:https://minhyo.jp/promise
残高がホントに減らないのでプロミスに電話して返済回数はどれくらいになるのかを聞いてみると、完済できるのはなんと8年後。
こんなきつい暮らしをあと8年も続けるのか!そんなのできない!と言うように語気を荒げて相談したと思いますが、新規貸付を停止する代わりに、金利を10%にするなら返済はできそうかと聞かれたので即答で出来る!と答えました。
条件としては毎月1万5千円は必ず滞納なく返済を続ける事で、新規貸付がまた必要であれば金利は元通りになるけど、残債が減るまでこの金利を適応すると言ってくれました。引用:https://minhyo.jp/promise
契約中に金利を下げてくれなかったケースと、下げてくれたケースです。
あくまで推測にはなりますが、金利引き下げの可能性があるのは、次の2パターンが考えられます。
- 返済を滞ることなく1年以上続けている
- 返済が厳しく、新たな貸付を停止する代わりに金利を下げてもらう
この2パターンについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
返済を真面目に続けていくことで、金利を下げてもらえる場合があります。
契約条件が半永久的に続くと思われている人も多いですが、約6カ月に1度「途上与信」が行われます。
これは、契約者の信用情報をチェックし、現在の借入状況や返済情報から契約内容を更新することです。どのカードローンも、契約書に途上与信によって貸付条件を変更する可能性もあると明記されています。
この場合、金利が下がることがあっても、利用者の了解を得ずに金利が上がるということはありません。
「途上与信」によって金利が下がるパターンには、「返済を滞納なく続けている」という条件があります。
返済の滞納が一度でもあれば、金利の引き下げは行われません。返済の滞納は、信用情報にとっても、契約している金利条件にとっても、大きな影響があるということは知っておきましょう。
ただし、これはあくまで「返済」をきちんと続けた人に対してであり、完済して貸付が0円の状態で返済義務がない人には適用されないので注意です。
口コミにあったのは、自分から金利を下げて欲しいとオペレーターへ電話で直接交渉したというもの。自身で交渉するのは難しいようです。
私の場合も気づいたら勝手に1%ほど下がっていたので、利用者へ連絡なく勝手に下がっていたという場合以外での引き下げは難しいのではないでしょうか。
返済が苦しくなり、毎月利息を返すだけでも精一杯という状況に陥る人は少なくありません。
実際に口コミで、「プロミスからの融資が90万円、毎月の返済が2万円、そのうち利息が1万3000円以上あって元金が全然減らない」という内容がありました。
この口コミ主さんの状況をシミュレーションすると
返済回数:70回
月返済金額:2万754円
返済総額:145万2789円
返済総額(%):161.42%
となります。
90万円借りて2万円を返済し続けても5年8カ月。返済総額は約6割も増え、最初の2年は半分以上が利息の支払になるので元金もなかなか減りません。
こういった場合に検討したいのが、一時的に新たな貸付を停止してもらう代わりに、金利を下げてもらう交渉を行うことです。
この口コミ主さんは、完済するまで貸付を受けられないことを条件に、金利を17.8%から10%まで下げてもらえたようです。
また、滞納を一度もしない、月々の返済額はそのまま2万円を続けることも条件としています。
これにより、以下のようになりました。
返済回数 55回
月返済金額 2万466円
返済総額 112万5631円
返済総額(%) 125.07%
金利が下がることで、返済期間が1年3カ月も短縮され、返済総額が33万円も圧縮されました。
新たな借入はできなくなりますが、完済を目的とした金利の引き下げに応じてもらえることもあるので、返済が厳しい、もう借りたくないという人は、ぜひ実行してください。
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