「無料検査」とあるのに費用がかかることもある?
手術前検査は「無料の適応検査」と「1万円のアベリーノDNA検査」の2種類。ただし、アベリーノDNA検査も3カ月以内にレーシック手術を受ければ実質無料になる。
品川近視クリニックの手術前検査は2種類あります。レーシック手術が受けられるかどうかを調べる基本的な適応検査と、アベリーノ症(角膜が白く濁る遺伝性の疾患)を発症するDNAの有無を調べる検査です。
品川近視クリニックに限らず、レーシック手術の前には、必ず適応検査を受ける必要があります。
公式ページによると、適応検査内容は「視力検査、乱視検査、角膜の厚さを測る検査、角膜のカーブの度合いを測る検査、眼底検査、水晶体・網膜の検査、ドクターによる診断」となっており、全部で2時間程かかるとのことです。
この検査は無料で行われ、データに基づき眼科専門医が手術の可否を判断します。
アベリーノ症の遺伝子を持つ人がレーシック手術を受けると、白濁部分が増え、視力が低下する可能性があるとされます。アベリーノ症の人はレーシック手術を受けることはできません。
品川近視クリニックの公式ページには、アベリーノ・ユニバーサルテストDNA検査を行っているのは当院だけで、全ての患者にこの検査を勧めていると記載されており、この検査にとても力を入れていることがわかります。
しかし、編集部がコールセンターに確認したところ「アベリーノDNA検査は誰もが必ず受けなければならない検査ではない」とのことでした。あくまでも希望者に行っているそうです。
アベリーノDNA検査の費用は1万円です。1万円は検査時に保証金として支払う必要がありますが、検査後3カ月以内に品川近視クリニックで手術を受ければ、全額返金されるので実質無料となります。ただし、検査時に別途診察料5000円が必要なので、注意してください。
また、アベリーノDNA検査を受けた後、自分に合ったプランの料金を聞いて「予算的に無理」となると、検査料1万円は返金されません。
コールセンターの人の案内によると、「手術を希望していたにもかかわらずアベリーノDNA検査の結果、手術不可になった場合、検査費用は徴収していません」とのことです。つまり、
1.無料の適応検査のみを受ける
2.医師から自分の目にあったプランの説明をしてもらう
3.プランが予算に見合っていた場合、手術を希望する旨を伝え、アベリーノDNA検査を受ける
4.手術
という手順で進めただしれば「予算オーバーで手術はできず、検査代1万円だけかかってしまった!」という事態は避けられます。大切な目のためです。品川近視クリニックで手術を受けると決めたら、アベリーノDNA検査も受けることをおすすめします。
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