通信速度が「思っていたより快適！」「遅い！繋がらない！」両方の口コミがあるけど、実際どうなの？

格安SIMでは、朝夕の通勤・通学時間、昼休みなどネット利用者が増える時間帯に、通信速度が低下する傾向があり、mineoでも、これらの時間帯の通信速度は低下しています。

LINEを使ったり、メールを送ったりする程度ならほぼ問題ありませんが、動画を見る場合「遅い！」と感じている人が多いです。

純粋に通信速度を比較すると、格安SIMは3大キャリアに比べ、かなり遅いです。
3大キャリアが常時15～20Mbps以上出ているのに対し、格安SIMでは1Mbpsを下回る時間帯もあります。

これだけ聞くと「かなり不便なのでは？」と思ってしまいますが、1Mbps以上あればウェブサイトを見るのにストレスを感じることはありません。

また、動画を見る場合も、2Mbps以上あれば中画質での再生が、4Mbps以上あれば高画質での再生がストレスなく行えます。

注意したいのは1Mbpsを下回るときです。この場合、ウェブの閲覧にもかなりストレスを感じ、メールやLINEぐらいしか使用できなくなります。

普段、動画をあまり見ないという人や、これらの時間帯は自宅や会社のWi-Fiに接続するという人であれば、ストレスなく使用できます。

mineoでは、ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線と3つの回線が利用でき、回線ごとに通信速度がやや異なります。さまざまな実測データを参考に、回線ごとの詳しい通信速度をまとめました。

• ドコモ回線
• au回線
• ソフトバンク回線

朝 （7時～8時台）	昼 （12時台）	夕方 （17～18時台）	夜 （21～23時台）
△	×	△	◎

※測定する場所などによって結果が異なる場合があります。

●評価基準

• 高画質動画の再生が可能（4Mbps以上）：◎
• 中画質動画の再生が可能（2Mbps以上）：◯
• ウェブサイトの閲覧が可能（1Mbps以上）：△
• LINEやメールは可能（1Mbps以下）：×

ドコモ回線では、昼休みの時間帯にグッと速度が低下してしまいます。この時間帯にウェブ閲覧をしたい人は、ややストレスを感じるかもしれません。また、夕方もやや速度が低下しますが、ウェブ閲覧なら問題ありません。

朝 （7時～8時台）	昼 （12時台）	夕方 （17～18時台）	夜 （21～23時台）
△	×	△	◎

※測定する場所などによって結果が異なる場合があります。

●評価基準

• 高画質動画の再生が可能（4Mbps以上）：◎
• 中画質動画の再生が可能（2Mbps以上）：◯
• ウェブサイトの閲覧が可能（1Mbps以上）：△
• LINEやメールは可能（1Mbps以下）：×

au回線もドコモ回線と同じく昼休みには速度が低下しますが、それ以外の時間帯はストレスなく使用できそうです。

mineoでソフトバンク回線の取り扱いが始まったのは、2018年9月からです。サービス開始直後はまだ加入者が少なく、どの時間帯も安定した速度が出ていました。しかし、現在はユーザーが増えてきたため、その他の回線と同じく、昼休みの速度はかなり低下しています。

格安SIM各社の速度を比較してみました。

会社名	朝 （7時～8時台）	昼 （12時台）	夕方 （17～18時台）	夜 （21～22時台）
mineo（d）	△	×	△	◎
mineo（a）	△	×	△	◎
IIJmio(d)	△	×	△	◯
IIJmio(a)	△	×	×	◎
OCN モバイル ONE	◯	×	◯	◎
UQ mobile	◎	◎	◎	◎
Y!mobile	◎	◎	◎	◎

（a）au回線、（d）ドコモ回線

■評価基準

• 高画質動画の再生が可能（4Mbps以上）：◎
• 中画質動画の再生が可能（2Mbps以上）：◯
• ウェブサイトの閲覧が可能（1Mbps以上）：△
• LINEやメールは可能（1Mbps以下）：×

各社、お昼や夕方は速度が低下していますが、大手2社は、どの時間帯も速度が低下していません。「いつでも快適に高画質動画を楽しみたい！」という人には、この2社がおすすめです。